ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■6412,閑話小題 〜まず聞いてやること!
澤上: それが先ほどから言っている右肩上り三角形です。企業に勤めて、
 真面目に働いて、自分でも頑張っているような気がしている。
 でもよく見てみると三角形に乗っていただけ。その大前提が全部なくなった。
 そうすると一人ひとりが自分で考えて-行動するレかない。でも、それは実は
 経済の原点なんですよ。これだけ幸せな状況が続いたのは日本だけです。
 世界には全く例がない。日本がやっと世界の常識と同じになったんです。
出口: ええ。戦後の日本が特別だというのは、中国の歴史を見ても分かります。
 中国では、平和で成長して、みんなが幸せだった時代を盛世と名付けています。
 漢の文景の治と、唐の貞観の治と開元の治、そして清の康煕帝の時代です。
 四千年の歴史のなかでたった四回しかなくて、しかもそれぞれが平均すると
 二、三十年です。二十年戦争がなくて、経済も良くてというのは、本当に
 世界中を見わたしてもめったにない。だから「あの頃はよかった」とか
 思わずに、戦後は宝くじが五回くらい連続で当たった特別な時代だと思った
 方がいい。今が普通だと。≫
▼ こと人生と、事業の万一の備えは、してきたが、50歳代に、捨身で
 余生30年分を圧縮した生き方をしたのが良かったと実感してる。
両人の言うとおり、奇跡的な良い時代背景に生きてきた。これだけは自分の力
の及ぶ領域でない。この時代に生きただけ充分、結果?何ぞは如何でもよい。
まったく時代背景の豊かさにに鈍いのが多い! で、偶然、以下の文章に続く。
・・・・・・
6047,一億総貧困時代 〜読書日記 −1
2017年10月03日(火)
「前書き、後書き、目次」を図書館で一読して借りてきたが、一つ間違えれば、
私も、この具体例の一員になっていた可能性が充分あった。ネット時代、
情報は一瞬にして世界を駆けめぐり、ベストにエネエルギーが集中するため、
大方は一強多弱の弱者になり、貧富格差は広がるばかり。義務教育の最終年の
中3のクラス・メンバーを想いだすと、玉石混合の社会の縮図であった。 
 ・戦災孤児で、寺男のような生活を…
 ・継母と折り合いが悪く…
 ・居酒屋の店の2Fの6畳の部屋に…
 ・父親が土方で、休日は、その手伝いが日課…
・ 昔・遊郭の真ん中で育ち、やがてヤクザに… それが更に…
その大方が、既に亡くなっているか、看護生活に入っている。
逆に上位数人は… 順調な?人生を歩んでいた。
 〜まず、内容紹介より
≪ … 「え、まさか、今のニッポンでこんなことが…と思ってるあなた。
 これはあなたの明日かも。雨宮さんだからこそ聞き出せた、現代ニッポン
の“棄民"レポート」-----上野千鶴子氏。
 ごく一部の富裕層を除き、多くの人々にとってすでに他人事ではない
「貧困/自己責任大国」日本の現実とその構造を、さまざまな「当事者」たち
への取材を通して、平易な言葉であぶり出す。疲弊する個人と社会に、今、
どんな処方箋がありうるのか。
 貧困問題>を10年以上にわたりさまざまな角度から追ってきた著者による、
いままさに、切実な1冊。超格差・超高齢化社会の中で、今後、必然的に
となる多くの私たちは、どう生き抜くことができるのか?
  (「もくじ」より抜粋)
(1)「お父さんの子どもを産みました」─虐待の末、路上に辿り着いた女性/
(2)子どもの虐待と ─見えない孤立と声なきSOS、その傍らで/
(3)介護離職から路上へ、そして路上から支援者へ─親の介護から人生が一変し/
(4)「生き残ったのが、父じゃなくて私で良かった」─
 裁判傍聴で明らかになったこと/
(5)スーパーグローバルな「おせっかいおばちゃん」─この国で生きる外国人を
 支える人々/
(6)原発避難者の今─「原発はもう安全」というストーリーが生み出す/
(7)学生が1600万円以上の借金を背負うシステム
 ─奨学金破産1万人・日本の特殊な現状/
(8)、その「アリ地獄」的実態─剥き出しの悪意と
 人権侵害の企業で闘う/
(9)性産業はセーフティネットたり得るか
 ─「風俗」と「福祉」を繋ぐの試み/

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10月03日(水)
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