ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■4791,「消費される物語」 ー1
 ≪ ・・・ ぼくは生きる上でいちばん大切なのは、好きになる気持ちだと思っているだ。好きになるのに理由はない。
  「好き」はじぶんのからだとこころのもっとも深いところからわいてくる。 むりして好きになるわけじゃない、自然に
  好きになる。好きになる気持ちは人間に、そしてほかの生きものにも、はじめからそなわったすばらしい能力だと思う。
   何かを、誰かを好きになること、じぶんが生きているこの世界を(それがときにどんなに苦しく悲しいものであれ)好きになること、
  そしてこれがけっこうむずかしいんだけど、じぶんじしんを好きになること。じぶんがきらいじゃ、ほかの人を好きになれないし、
  生きているのがつらくなる。はじめきらいだと思っていたものや人が、知っていくにつれてだんだん好きになるってことだってある。
  ぼくは「好き」ということばが好きだ。     (母のひろば482号一 二〇〇四年) ≫
 ▼ 人生の早い段階で好きなことを見つけ、続けることは大事なことだが、それぞれの年代ごとに、蛇の脱皮のように、好きなことを
  変えることも必要である。それは男女の出会いに対していえること。 節目ごとに好きな対象が変化するものと、一貫して好きを
  貫くか、である。「 好きと嫌いじゃ どれほど違う 命ただやる ほど違う 」という都々逸があるが、それほど好みは根源から
  湧き出るもの。 反面、「好きになるまで取り組んだことを突き詰めれば、奥底好きになれる」こともある。好きという言葉は、
  人生の鍵を握っているようだ。現在の自分が好きになれるか? 特に、人生の晩秋に差し掛かった時期の自分が、どうだろうか?
 「日々、面白い!」と思えるかどうかが目安。ここまでくれば、「突き抜けた自分を好きと思うしかないか!」自嘲的自己肯定か、最期は。
   ・・・・・・・
3684, 自己を見つめる −8
2011年04月27日(水)          
  * 仕事について     「自己を見つめる 」 渡邊二郎 (著)
 第二の人生に入って一ヶ月足らずになる。 今月から仕事・事業人生から無職のリタイアの人生に入った。
人生の大部分を仕事を通して幸福・不幸の波の中で泳いできた。仕事は人生の核であることは間違いない。
社会の中の存在意義が仕事を通して証明される。そこで表現した中に自分が見えてくる。仕事、趣味、そして学びは人生の三本柱。
人生のプロセスで、その重心が変わってくるが、男は家族を作り、養っていかなければならない。
だから仕事の比重はのしかかってくる。とはいえ、三本柱の一つだが・・・
  ーこの本の中の仕事に関する部分を抜粋して考えてみるー
【 したがって、社会に応えてなんらかの役割を果たし、世間に寄与することができるということは、人間の自己意識にとっては、
自己の存在の意味を確認することのできる最も直接的な答えであり、また喜びであることは、疑いようのないことだからである。
もちろん、そうした仕事における労苦のうちには、失敗や挫折、困難や事故、予期せぬ妨害や災害、さらには競争や不運など、
実にさまざまな心労の種が含まれていて、人生の現実が容易ならぬものであることが、誰にでも、ひしひしと実感されてくる。
人生における懐疑や煩悶、疑心暗鬼や気欝は、多くの場合、仕事をめぐるトラブルや、そこに絡んでくる陰湿な人間関係に起因する
ものであることは、否定することができない。けれども、そうした暗欝な影にもめげずに、自分の関与する仕事の有意義性を確信して、
少しでも前進し、実りある人生行路を切り開こうとする人にとっては、やはり、仕事を措いて、人生の実質上の道程は考えられない
ことになるであろう。そして、もしもその人が、強い信念の持ち主として、どんな障害にも屈服せずに、この世界では善が勝ち、
道徳的な世界秩序が実現してゆくはずだと確信することができるならば、たしかにヒルティも述べたように、その人にとっては、
仕事を通じた人生の意味と幸福が、力強く確認され、労働の喜びが増すであろう。】

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04月27日(日)
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