ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■7677,閑話小題 〜「シミュレーション仮説」…とは?
 ――「孤独」は国を挙げて取り組む社会問題である――。
そんな方針を掲げて、英国は2018年、世界で初めて「孤独担当大臣」を任命した。
欧州連合(EU)離脱の問題で政治・社会が大きく揺れ動くなかで、孤独担当相は
真価を発揮できるのか。英国の現場を歩くと、日本にも共通する課題が見えてきた。
                              (丹内敦子)
ロンドン北部のカムデン・タウン。若者ファッションで知られるこの地区に孤独
な人々が集う場がある。その名も「メンズ・シェッド(男たちの小屋)」。
 2019年11月下旬、コミュニティーセンターの一画にある「小屋」を訪ねると、
木材を加工する音が聞こえてきた。大工道具が壁に並ぶ部屋で、女性3人を含む
お年寄り10人ほどが、木製のサラダボウルや置物の作製、作陶など創作にいそしむ。
「木片の角はどうやって丸くするの?」「この道具を使って、手前に引くんだよ」
と、互いに教え合う。
 ――
「ここのみんなは、拡大家族だ」。約6年前から通う元大工のミック(71)は、
独身で咽喉がんを患い、パブにも通わなくなって友人も失った。自宅でひとり
テレビを見ていたある日、「小屋」の存在を知って「これだ」と思った。
「人の役に立てて自分も助かった。がんの苦しみも和らぐようだ」
オーストラリア発祥とされる「男たちの小屋」は、英国でも13年ごろから急速に
広がった。全英メンズ・シェッド協会によると、現在500以上あり、利用者は
1万2千人超。背景には、英国民の「孤独」への危機感がある。
英国の慈善団体が発表した14年の調査では、65歳以上の4割に当たる約390万人が
「テレビが一番の友だち」と答えた。英国赤十字などの16年の調査によると、
成人の2割に相当する900万人以上が恒常的に孤独を感じている
 ―
芥川賞受賞時が印象的だった著者の孤独に思考することを勧める書。
組織に属し、自分を押し殺して働くことは「奴隷」であるという。
その状況を打破するには、今いる場所から逃げることであると。
逃げることは生きる生きるための立派な術であるという。
インターネットやSNSで周囲と繋がり続けることも「情報の奴隷」である。
一方で独りきりの時間を大切することこそが、思考を強化する時間として自己の
考えを練るのに必要であるという。そして後半では読書の効用が述べられています。
著者は組織に属して働いた経験がなく、引きこもっている期間が長くその後作家
になられた経歴で特異かもしれませんが、普遍的なエッセンスは共通していると
感じました。今の状況に少しでも辟易としているような方には、何かしら気づき
をもたらすかもしれません。

・・・・・・
5468,人生で最も大切な技術 ー26 退屈と孤独を越えて
2016年03月05日(土)
   * 退屈と孤独を越えて
 退屈とは、何ら楽しみを見つけ出すことの出来ない状態で、楽しみの準備が
出来てない状態をいう。身辺を見ていると、本当に多い。楽しみは、10年、20年、
40年かけての準備を要する。それがないから退屈になる。目先の気晴らしと、
楽しみとは、似て非なるもの。 
≪ 退屈は、気晴らしを唯一の頼りとする人が避けることのできない宿命である。
 その人は、人生を一つの大きな娯楽と捉えるが、見世物が終わった瞬間に惨め
になる。退屈は、時間に価値を見出さない人の罹る疾患である。
 反対に、時間には計り知れないほど大切な価値があることを理解する人は、
日常的な活動や外からのさまざまな刺激からの、わずかの休憩時間を余すこと
なく活用し、どの瞬間にも備わっている、芳しく澄んだ音色を味わう。
その人は、退屈の意味も味も知らず、精神的に枯渇することがない。
 孤独にも同じことが言える。米国人の15%が、週に一度は強度の孤独感を
経験している、という報告がある。人間関係または世の中との接触を断つ人は、
エゴの幻想に陥り、群集の中で孤独を感じる。あらゆる事象には相互依存性が
あることを理解する人は、決して孤独に陥らない。 

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03月05日(土)
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