ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■7673,閑話小題 〜 プーチンは‘いかれた裸の大様’…A
「死の海」を泳ぎ続けた一人息子が記した渾身のルポルタージュ。そこから
浮かび上がるのは、ソンタグの鮮烈な死にざまであり、生きざまである。
 死出の旅にある肉親に、いかに向き合うか…。誰もが避けて通ることのできない
問い、そして誰も答えを見出すことのできない問いが、ここにある。
  〜投稿より〜
◉ 批評家スーザン・ソンタグがMDS(骨髄異形成症候群)にかかってしまい、
 そこから必死に生きようとして力尽きる母の姿を綴ったドキュメンタリー。
同じような状況はメイ・サートンの小説『総決算のとき』でも描かれていたが、
こちらは、まだ生きたいのに時間がなくなってゆく、という痛切な叫びが聞こえ
てくる。ソンタグの批評家としての顔は知っていたが、プライベートについては
初めて知ることも多かった。またガンに侵されたときには『隠喩としての病い』
を執筆したが、今回は本人ではなく、息子が書いているというのも、闘病の
様子が推し量られる。
 ―
 ソンタグの気持ちをよく表わしている言葉がいくつか紹介されているが、
◉ マルグリット・デュラスの『私は無になるという事実と折合いがつけられない』、
◉ エピクロスの『私の存在するところに死は存在しない。死の存在するところに、
 私は存在しない』
◉ そして一番は、以前どこかで読んだことのある言葉、ジョーン・ディディオン
 の『私たちは生きるために、自分自身に物語を語り聞かせる』というものだ。
『母が作り上げた物語とは、致命的な病いと診断されたところから始まり、
 医療界のペシミズムに突き当たり、希望を与えてくれる医師を探し(略)苦しい
 けれども生命を救ってくれる可能性のある処置を受け、快癒に至るというもの』

 ソンタグは以前にも病魔を克服したことがあるとはいえ、それでも状況に応じて
 精神的にも肉体的にも揺れ動いている様子がよく分かる。それでも自分を冷静に
見つめようと必死に生きる姿に息子は『母には、自分自身の死に方で死ぬ権利が
あった』と語る。 
 ―
▼ 私も、余命宣言をされたら、独りで『ワオ!』と、自嘲をこめ叫びたいもの。
いや、そんな余裕などあろう筈はないか。
 精神腫瘍学が明らかにしたことは「癌は…感情表出の苦手な人々、抑圧のある人々
ーとくに怒りや性的感情を抑圧している人々―がとくにかかりやすい」ということだ。
病んだ臓器を診るだけではいけない、病んでいるその人をまるごと全人的に、身体的
/精神的/社会的にとらえなければよい医療はできないという語りと同じことが、
健康増進を掲げる予防医学でも唱えられている。
同期の男たちが3割、亡くなってしまったが、その共通点が、
・抑圧に耐え、押しつぶされてきた人々。
・そして、私の9年前の会社清算から、この方、掌をかえして検事・判事役に変じて
攻撃してきた人々。それそのことが、自分の傷口の化膿した血を振りまき、自らを
傷つけていることさえ、気づかない体質。スーザン・ソンタグが、その体質のようだ。
 その具現化したのが、「オバサン」「オトウサン」。その共通点が、小さな世界に
留まり続けて岩場から抜け出れない『山椒魚』。 果たして息子の言う
『母には、自分自身の死に方で死ぬ権利があった』と語るのは息子が故の主観か。
身近な二人称が、死を看取るのは、供に苦しむが故の温もりと、哀しみが伴う。
ガンでも何でも… 肺炎を伴うが、これがキツイという。知っていれば、
『ああ、これか』と思える余裕が出来るから、敢えて言語化した。余命宣言だけで
なく、死を受け入れ、死んでいくのはたった独りの大事業。その前に結婚も!
 これは二人の共同事業になるが! 

・・・・・・
6560,閑話小題 〜コミック版・トランプ劇場 ―第二ランド
2019年03月01日(金)
   * まさかドタキャンとは!
 まさかドタキャンとは!誰も思わなかったが、合意に至らなかった理由として、
<米側は?トランプ大統領は、北朝鮮側が「経済制裁の完全解除」を要求したが、

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03月01日(火)
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