ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■7124,閑話小題 〜アベノミクス失敗の責任は…?
「テレビのゴミ屋敷なんて、私に言わせれば甘い」
「生ゴミもあるから相当ヤバい」と笑うえりか嬢の自宅へついていくと、
家の中は洋服やゴミであふれ返り、冷蔵庫の中は賞味期限切れの腐った食品
ばかり、生活空間はベッドの上のみ、という期待を裏切らない部屋! 
スタッフが写真立てに飾られた青年の写真について聞いたところ、話は思いも
よらぬ方向へ。

◉ 写真に写る青年はえりか嬢の元カレで、7年ほど前に亡くなったとか。
<なんで飾っているかっていうと、死んじゃったんで…。死んでいるから忘れ
られず、飾ってるんです。たまに花を飾ったり… …ちょっとした仏壇です」。
 友達の彼氏の親友で、湘南乃風の「純恋歌」の歌詞のような出会いだった。
2年付き合い、同棲していたという。スタッフが別れの原因を訪ねると、えりか
嬢はこう切り返した。
「同じ年で、同じ地元で、同じ誕生日ですよ? これ、なんだと思います?」
「運命だな、偶然だなって、最初は思いますよね。私たちも最初は浮かれてたん
です。でも、なんていうのかな… …血縁」 実は2人は双子で、生まれてすぐに
彼は子どものいない夫婦に引き取られたという。2人がこのことに気づくのに、
そう時間はかからなかった。
 
◉ ある日、彼がえりか嬢の実家に遊びにやって来た。えりか嬢の育ての父親と
 仲良くなり、「こんな家に生まれたかった」とうらやましそうに話す彼に、
「実は両親は彼女が1歳の時に離婚して、本当の父親ではない」と明かすと、
彼の表情が一変 。もともと自分の両親から双子の子がいると聞かされていた
こともあり、えりか嬢の境遇を聞いて生き別れたきょうだいに違いないと、
確信したようだ。「びっくりしたけど、あぁ、やっぱりなぁって思いましたね。
彼氏としても好きだったけど、自分のことを好きなように相手を好きだったんで。
やっぱり離れられなかったですよ。戸籍上は問題ないかもしれないけど、倫理上は
問題あるので。しょうがないよね、みたいな。それが苦で(彼は)自殺しました」

◉ 双子は他人にはわからない不思議な絆で結ばれているとはよくいわれるが、
 それが2人を恋人という形で結び付けてしまったとは残酷すぎる。当時はつら
かったと目を伏せるえりか嬢だが、だんたんと時間が癒やしてくれたという。
「いま幸せか?」とスタッフから尋ねられた彼女は、こう答えた。
「はい、幸せですよ。彼のことも悲しいかも しれないけど、(彼と過ごした)
2年があるからこそ私は世界一幸せと思うし、一生分の幸せをもらったかなって 」

◉ 市井の人の日常を切り取るのがこの番組のコンセプトだが、3000回ロケしても
 なおマンネリ化しないのは、私たちは誰ひとり、同じ人生を歩んでいないという
ことの証しでもあるだろう。だからこそ、赤の他人の人生をのぞき見するという
エンタメが成立するということでもある。
「人生は近くで見ると悲劇だが、遠くから見れば喜劇だ」とはチャップリンの
有名な言葉だが、まだまだ当分の間、この番組の人気は衰えそうにない。≫

 ――
▼ 学生の頃、今は故人の知人から聞いた話に耳を疑ったことがある。
 その兄が、当時の専売公社で、煙草の売店の認可の調査をしていると、仰天する
内々の事実が表立ってくると… それは犬コロのような、裏話。えりか嬢に子供が
存在してない?のが、不幸中の幸いだが! 年齢もあるが…
「普通であれば、それで充分! …その普通が、なかなか!」と思う日々。
ところで、数ヶ月前に、面白いテーマを書いていた。
 これを重ねて読むと、様ざまな人生を想いうかべることが出来る。
自分も含めて、人間は絶対肯定をするしかないのだろう。 親鸞の
「善人なおもって往生を遂ぐ いわんや悪人をや」の言葉の重みがズッシとくる。
 
 〜まずは、数ヶ月前の以下のテーマから…
どの生き方を選ぶか? で、人生が変わってくるが… 因縁だけは、如何にも
ならない! 親鸞の「悪人正機」の意味合いの深さを、年々、垣間見ること多し。

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09月15日(火)
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