ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■7060,閑話小題 〜新宿ねずみ −2
このテーマ日記も、旅行記から、創業の話、読書録など身近なテーマを
「物語風」にまとめて書いている。身近な人や、一年後、数年後の私に理解
しやすいことを前提に。そこには誇張と、主観が入りこんでしまうし、それが
売りの個性と自分勝手に決めつけている。そう割切らないと、18年も続かない。
〜まずはネット検索での山岸凉子『朱雀門』あらすじ
《 話は女子中学生の千夏(ちか)が家で芥川の『六の宮の姫君』を読んでいた
ときに、叔母の春秋子(すずこ)のお見合い用の着物を呉服屋が届けに来た
ところから始まります。
春秋子はイラストレーターで、32歳の独身。千夏は、自分の好きなことをして
自立して生きているカッコイイ春秋子に憧れています。
そんな春秋子が着物を着てお見合いに臨むことに、千夏は少しガッカリ。
背景には、春秋子の母(千夏の祖母)が病気で入院して、いつまでも一人でいる
春秋子を心配していたことがありました。
そして春秋子は母が亡くなったのを機にさらにお見合いに本腰を入れ始めます。
千夏は、化粧も服もバッチリ決めて気合いを入れてお見合いに臨む春秋子を見て、
全然らしくないと失望します。
ただお見合いは何度やってもうまく行きませんでした。ほとんどは春秋子が断る
のですが、たまに気に入った人がいても今度は相手に断られるというパターンです。
そんなある日、芥川龍之介の『六の宮の姫君』を読んでいた千夏は、たまたま
訪れた春秋子とその小説について話をします。
千夏が「姫君があまりに可哀想」と言うと、春秋子は六の宮の姫君はたしかに
芥川が書いたようにふがいないのだと言います。
そしてこの話で芥川が言いたかったことは、「『生』を生きないものは、
『死』ぬに死ねない」ということだと指摘します。 》
―
▼「じゃあ、『生』を生きたのか?」「『生』を生きるとは如何いうことか?」
の問いが成り立ってくる。<準備を含めた45年の創業人生。本当に生きていたか?
生きたと思い込んでいただけではないのか?>と。マトモに生きてこなかった輩、
その鬱憤を身近な粗を探すことでしか自分を表現できないため、それは辛辣。
極限の、いや極限を超えた人生ということか? とすると? 如何だろう?
そこで、芥川の『六の宮の姫君』とは、如何なる内容か? 〜続き。
・・・・・・
6330,閑話小題 〜緩慢たる自殺
2018年07月13日(金)
* 理想的自殺の方法
先週の同期会のテーブルで、手術から5年経過した肝臓癌の男が、毎日五合の
酒を飲んでいるという自虐的告白から、これは緩慢なる自殺ではないか?の話に。
そして死期の確定時の自殺の良し悪しから、自殺方法へと、話は移っていった。
自殺方法など、普通は話題にしないためか誰もが聞き耳を聳てていた。
こういう話なら、駅前ホテルをしていたこともあり、事例ネタは充分にある。
問題は、深刻なネタを笑ネタにすること。 30年で、平均3年に一度位だろうか。
当事者として、自殺事情と方法の報告義務があるようで、マネジャーからだが、
詳細を聞いてきた内容といえば〜
<・印象に残ったのは、開業5年目の最初の自殺。家庭内トラブルで家出をした
30歳位の女性。ユニットの湯槽で、大量のウィスキーと睡眠薬を飲んで、酩酊し。
そのまま水死した自殺。知らせを聞いて駆け付けた迷惑そうな義父と旦那の態度に、
警察の担当が、驚き、飽きれ、怒っていた!という。女性は、湯槽の下にシーツを
置いてお湯を入れて、自分の遺体を持ち出しやすくしていた気づかいがあったと…。
この部屋の取扱いを自ら判断しなくてはと考え、一週間、誰も泊めず、その間に、
近くの神主からお祓いをしてもらい、私が泊まることにした… 別に変な現象は
無かった。 しかし、20年程したある日のこと、その部屋に泊まったところ、
夜半にユニットから『ウェーン』という人の泣声のような音が聞こえてきた。
恐る恐るドアを開けると、電気を付けっぱなしだった換気音が、泣声に…。
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07月13日(月)
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