ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■7024,閑話小題 〜毎日がドラマのように
撮影の準備を進める。 それが彼らのこの施設での仕事だ。
・生き別れになっていた恋人と再会した瞬間を選ぶ76歳女性。
・子供の頃の夏休みの前日を選ぶ56歳の男性。
・女性経験ばかり話し続ける男性。
・友達とディズニーランドへ行ったことを話す少女。
・太平洋戦争中のフィリピンのジャングルを選ぶ85歳の元軍人。
・選ぼうとしない青年 ・ ・ ・ etc 。
人それぞれにかけがえのない大切な思い出がある。
水曜日。望月が担当する死者のひとり渡辺は70歳。なかなか思い出を選べずに
困っている。 「どうせなら… 生きた証が分かるような出来事を選びたい」と
自分の人生が録画された71本のビデオテープを見る渡辺。 しかし、次々と映し
出される自分の平凡な姿に幻滅するばかり。 そんな時、渡辺の新婚生活の映像に
眼を奪われる望月。その表情の変化をしおりは見逃さなかった。 この夜を境に、
望月、しおり、渡辺、それぞれの感情は大きく揺れ始めるのだった… 。
職員たちとカメラマン、美術スタッフが、死者の思い出を再現するための会議
を開く木曜日。スタジオに組まれたセットの中で思い出が撮影されていく金曜日。
そして土曜日、職員たちの演奏に見送られ、死者たちは思い出の再現映画を
見届け、天国へと旅立っていく。 ≫
―
▼ ブログの御蔭で、人生を振返る機会が多く持てたが、たった一つだけと
言われれると… 思い出といえば、『白い雲に乗って』である。 夜半、
「白い雲にのって、『幼児から少年時代』や、学生時代の『青雲寮』の一室に
戻ったり、金沢の修行時代の店舗でのエピソードの現場を彷徨ったり…
それらのフラッシュの断片を書いてきた。
・10年スパンで選ぶなら、やはり20歳代。次が10歳までの一桁代。そして30歳代、
50歳代になる。
・5年スパンなら、20歳代前半。次が30歳代後半、そして50歳代後半。
・一年スパンは、23歳。次が27歳。39歳。
・一月スパンは、21歳の7月。<欧州30日の旅> そして30歳の頃。次が35歳。
人生のハイライト。
・一週間〜10日間スパンでは、各アフリカツアーの日々。
・一日スパンでは、大学の卒業式の一日。
そして、タンザニアでの晦日のハイエナに囲まれた草原のドライバー達との
焼肉パーティ。その生々しい現場感覚が何とも味があった。
『こういう体験を三桁はしてきた』と、ある姉に話すと、『そんなことが絶対、
ある訳がない』と怒りをこめて反論してきた。「際に絶対に行かない人」
には、解る筈はないからである。この切口でみると… ここで止めておく。
――――
2658, 幸福の4階建て
2008年07月15日(火) ヾ(●´∀`●)GOOD MORNING!!
京都大学の工学部の新宮教授が、古今東西の幸福論を読み漁った成果としての
「幸福の4階建て論」説が面白い。
《「幸福ということ?エネルギー社会工学の視点から」 新宮秀夫著 》
「新ストレス学説」の創始者・ハンス・セリエ(1907-82)は、そこで、
《人間はあまり「無事」だけでは、死ぬ時にガッカリする。
「ストレスは欠くことのできない人生のスパイス」こそが重要》と主張しているが、
その部分から触発されて、幸福論を4つのステージに分類した。これが面白い。
4階:克服できない苦難や悲しみの中に、幸福がある。
3階:苦難や悲しみを経験し、それを克服する。
2階:獲得した「快」を永続させる。
1階:人間の本能的な「快」(恋、富、名誉など)を得て、増やす。
・幸福の1階は人間の本能的な「快」、つまり富、恋、名誉を得て、それを増やす。
・2階は獲得した富や名誉を永続させることである。 そこに時間的要素を入れ、
いかに長続きさせること。
・3階は苦難や苦しみを経験し、これを克服することである。自己実現の要素が入る。
・4階は克服できない苦しみや悲しみの中に究極の幸福があるのだという。
これは解かりにくい。
さすがに、教え子達に猛反発を受けたそうだ。
1、2階の心の感動よりは、3階の苦悩や、難問を乗り越えた方が、より感動を
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06月07日(日)
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