ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■6924,読書日記 ~余命宣告されたら何を読みますか?
死者の存在に囲まれている。 毎日、4〜5時間パソコン前に座っているが、
そこに仏壇が3m先にある。何かガッチリと抑え込まれている感覚がある。
最期には、祖先の元(絶対無)に還っていく実感がある。
次回から、その幾つかを紹介するが、これが深くて、なま温かくて…
魂のオーラがあり… まだ生かされていることの意味は何でしょう。
ただ、まだ死ぬ気が全くしないのは…
なる程、この心境が〈前期高齢の最終年〉ですか。
〜つづく
・・・・・・
2019年02月28日(木)
6559,閑話小題 〜
<『考えるとはどういうことか
〜知のトレッキング』外山 滋比古 (著)
思考とは「知識と経験とを結合して新知識を創造する際の『触媒』である、
とする内容。とすると、このブログは、その役割を担っていることになる。
触媒とは言い得て妙。触媒の対象によって、結合がマイナスに働き、知識、
経験を劣化させる可能性を含んでいる。『考えるとは〜知のトレッキング』。
ウォーキングであり、ランニングであり、トレーニングでもある。
6550のテーマと、内容。これに毎日、新たな知識と経験を書き加えいく日々。
細やかな思考と、内省。これも慣れてくると面白い。右手の人差し指の触媒と、
自分に向けた中指、薬指、小指と、上に向いた親指で融合する。
左手は受けてたつ役割。 空の手か、宝を持つ仏の姿。 考える姿そのもの。
〜Amazonの読者レビューの要約から〜
≪本書において,既存の「知識」と組み合わせるべき自己の「経験」を重視し,
他人の作った知識よりも,自分自身の経験の場である生活を重視すべきだとする
考え方,すなわち,思考とは,「知識」と「経験」とを結合する「触媒」であり,
自己の経験を従来の知識と関係させることなしには,新知識を創造すること
できないとする考え方は,最後まで一貫しています。
・著者が第1章で「球面思考」(筆者はこれをを四次元の世界にたとえています)
を強調しているのは,考えるという触媒作用にとっては,他人の「知識」は
もちろん,自分の「経験」とも適切な距離を置き,「岡目八目」的な場に身を
置く必要があるからでしょう。
・第2章で,「考える」とは,他人から得た「知識」を素材として,それに自分の
「経験」を加味して,二次的な知識を創造するための「触媒」(作用)である
(50-51頁)と述べて,読者の最大の疑問(考えるとはどういうことか)に答えて
います。
・第3章で,人生における大切な選択のためには,冷静に「考える」ことが重要
であり,他人の意見ばかりでなく,自分の直感を鵜呑みにすることの危険性を
強調しているのも,同じ発想に基づくものと思われます。
・第4章と第5章は,日本人が良く陥る,自己の文化を低く評価することに対する
反省を促すものであり,球面思考の応用となっています。
・第6章(最終章)は,触媒作用としての「考えること」がいかに価値があるか
を示すために,他人による一次的創作よりも,自分の経験を加味して創作した
二次的創作の方が価値がある例を挙げて論証しています。
―
このように,本書は,日本文化をはじめ,二次的著作等について再評価しよう
とする主旨は一貫しているのですが,記憶の整理・消去に関する記述において,
ノンレム睡眠とレム睡眠を間違えて記述したり(7頁),著者の経験談が繰り
返されたり(54頁と153頁)ということで,本書の説得力が弱められているのが
惜しまれます。そうとはいえ,「思考」を新たな知識を生み出す際の「触媒」
と捉えたことは卓見であり,思考を「知識」や「経験」と同等のものとして
扱ってきた従来の発想を転換するものとして,高く評価されるべきだと思います。
私自身,読書をして感銘を受けた場合であっても,それを「自分の頭で考え直す」
作業を経ないと,理解できたはずの知識を自分のものにすることができないことを
実感していましたが,本書の「触媒」理論を通じて,はじめて,その意味を理解
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02月28日(金)
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