ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■6421,閑話小題 〜落合と関口の問答から
一方、死を効果的に生きるための助けとすることもできる。
ロシアの文豪トルストイによって描かれたイワン・イリイチの言葉
(『イワン・イリイチの死』)に耳を傾けてみよう。
彼は、ことごとく他人中心に過ごし、体制に適合するために自分の人生を
自由に生きることを放棄してきた一生に思いをはせながら、万人を平等に
する死神を待っている。
【 もし私の一生がすべて誤りだったとしたら・・・・」
以前には到底考えられなかったことが、つまり人生を過ごすべくして
過ごしてこなかったということが結局のところ真実なのかもしれないと、
ふと思った。これまで、ほとんど感じとれない程度の衝動は即座に抑え
つけてきたが、そういう衝動のほうが本物で、それ以外は偽物だった
のではないか。職責も、生活や家庭の切り盛りも、社会的あるいは職務上
の関心も、みんな偽物だったのかもしれない。こういうものを一切合財
しっかり守ろうとした私は、突然自分が守っているもののもろさを感じた。
守るべきものなど何もなかったのだ。
自分の人生に積極的に働きかけるべきか、自分自身で選択すべきか
などと思案し、考えあぐねたときは、こう自問してみることだ。
「私はいつまで死んだような人生を送るつもりなのだろうか」】 ≫
――
▼ ハイデッガーが、「世間人」が、あまりに『死』から、目を背けて
いることを指摘。「死の哲学」を真正面から取り上げた。ガンで死の
恐怖を平気で口に出している男に、「死」について薀蓄の話をすると、
近くの世間人が、いわく有り気に、『暗い!』と宣う。 受けを狙った
のだが、顔色からみて、重症病気もちのようだ。だから、聞く耳持たない、
いや、持ちたくないのである。
「本当に人生でやりたいことがあったのか?」
「他人の顔色を窺い、その価値観に従った生き方を良しとして」
「ものを貯めることに汲々するのが生きる値すると信じ」
「やりたいことを先延ばしをする」を良しとする生き方だろう、お前さんは!
舟底に牡蠣の貝殻(常識)を一杯つけて身動きが出来ない人たちの一員。
誰でもない、私自身ではないか! もっと酷いのは、気付いてない貴方か?
・・・・・・
閑話小題 ー美人の黄金比
2014年10月12日(日)
* 美人の黄金比
誰もがその人を美しいと感じる、“美人の法則”が存在するという。
1:目を中心にして、「頭の頂点まで」の長さと「アゴの先まで」
の長さが同じであること。
2:「目と目の間」の長さと「鼻の幅」が同じであること。
3:「目と目の間」の長さと「目の幅」が同じであること。
4:「口の幅」が「鼻の幅」の1.5倍であること。
5:「顔の横幅」が「鼻の幅」の4倍であること。
上記5種類の「顔の黄金比」に対して、誤差が「0」に近ければ近いほど良いと
されています。ちなみに、一般的な人の顔の誤差数値は「1.1」〜「1.3」とか。
どうでもよい話? 要は、傍目でみたバランスが上記だと美人ということ?
それにしても綺麗で優しく温かみがあり、清潔感がある人が、一般的に美人
というのだろう。それに、教養が、まずベースにあることが前提である。
美人は、顔と全身のバランスでしかない。そのバランスの均整も一時のもの。
身近で、姉達や、同僚などを見てきて、その時期は、わずか5年間でしかない。
だから、それが良いのである。
・・・・・・
4217, 開国という強迫観念 ー4
2012年10月12日(金)
* 「開国」とは何だろう
ー反・幸福論『開国という強迫』ー 京大教授・佐伯啓思
「世界標準」とはアメリカの示したルールであり、常に自国に有利に作り
変えることが可能なアメリカに世界は振り回されてきた。TPP(環太平洋戦略的
経済連携協定)も、有利なのはアメリカ。しかし入らないと、競争力が明らかに
不利になるため、従うしかない。属国から離脱など出来ないように囲い込まれて
しまっているのが日本である。 ーその辺りからー
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10月12日(金)
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