ID:54909
堀井On-Line
by horii86
[394719hit]
■3738, 自分の居場所のみつけかた ー③
たった一年で、世界会議の枠組みも、語り合う議題も、変わってしまったのである。・・2009年の世界経済は政策支援の「集中治療室」状態。
各国とも生命維持装置のカテールが何本もつけてある。しかし、やがてそれを抜きはじめる。その時こそ、本当の衝撃が始る革命的改革期だ。
それが2011年になるだろう。本当の「凄い時代」である。なぜそうなのか。今次の不況が巨大な文明の転換に起因しているからだ。
それは欧米で進む「知価革命」(情報革命)だ。「物財の豊かさが人間の幸せ」という近代思想が失われ、「満足の大きさこそ人間の幸せ」
という知価社会的的発想が広まった。これに対し中国を中心とする東アジアには、近代工業社会の思想と体制が確立した。
この文明的ズレこそが、世界経済の凸凹構造の基盤である。この凸凹が維持できたのは、ドルを中心としたペーパーマネー体制があったから。
赤字垂れ流しでも、ドルの地位と価値を保ったのは、借り手が存在したからである。アメリカ金融界は、様々な借り手を創り出した。
その究極がサブプライム・ローンである。・・・ これからの世界は、人口問題の構造変化で動くだろう。色いろな条件の中で、
再生を図らなければならない。これは財政支出の垂れ流しの不況対策だけでは済まされなくなる。だから「凄い時代」が続く。・・・
〜〜
現在が「凄い時代」は、誰でも分かっているが、ここで理路整然と分かりやすくダイジェストで書いてある。
私の知る限り、現在は集中治療室の中で管が繋がれている状態で、本当に大変なのは三年目の今年から5年間である。
その意味で、凄い時代=激変の時代になっていく。 ネット世界が、現実社会とは別に、いま一つできてしまった。
情報網が一般の人たちに張り巡らされて、殆どタダ同然に情報が手に入るようになった。
物理的なものより、その情報に価値を見出すことが優先されだしてきたのである。その傾向が日ごと進むことになる。
・・・・・・・・
2998,他人に厳しく、自分に甘く
2009年06月20日(土)
「世界は感情で動く」 ー3 読書日記
ー 行動経済学からみる脳のトラップー
* 他人に厳しく、自分に甘く
我われは「感情のトラップ」にはまっていることは自覚をしていたが、それを一つずつ解明している本である。
前に「ピーク・エンドの法則」を取り上げてみたが、今回は「帰属のエラー」について取り上げてみる。
17章の「他人には辛く、自分には甘い?帰属のエラー」である。
ーまずは帰属のエラーとはー
まわりに起きる社会的事象や、自分や他人の行動の原因を推理・推論することを「帰属」あるいは「原因の帰属」という。
それを理論化したものが「帰属理論」。下記のような、色いろなエラー、ゆがみなどを「帰属のエラー」という。
1. 知覚的に目立った情報・刺激に左右されること。
2. 他者の行動に対しては性格・個性などの内面的要因を重視する。
3. 自分の行動に対しては極めてポピュラーで普通の反応であり、普通とは違ったとすれば状況、すなわち外的要因が異なったと思い込むこと。
4. 自分が成功すると、自分の内面に理由があり、失敗すると外部に要因を求めること。
こうしたバランスの取れない判断は、とても奇妙な結果を生むこともある。
2,3に関しては誰でも身に覚えがあるだろうし、他人の失敗は、元々あいつは、そういう奴だと非難するが、
自分が失敗をするとタマタマ失敗しただけと、自分に言い含めてしまう傾向がある。
「期限を守る」ということにかけては、自分の能力に信頼を置いているし、「期限を守る」他人の能力は高く評価する。
でも、自分が期限が守れなかった場合は、「めったにないほど大変な事情があったからだ」と言い訳をしたりする。
しかしながらその事情とやらは、距離を置いて眺めたり、他の人に当てはめたりしてみれば、少しも例外的なものでなく、
どこにでもあることだとわかる。 かくして「期限を常習的に守らない人の言うことは信用するなかれ」という帰属のエラーにひっかかる。
[5]続きを読む
06月20日(月)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る