ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■3681, 逆説を考える
そこで、ここにいう「神」とは「宇宙を統べるなにか」以上のものではない。そんなものが実在するかどうかはひとまず措く。
もしそうしたものが存在するならば、それとの相談なしに将来を誓うことは人間の分際を越えていることになる。
そして、そうしたものが存在しないなら、ますますわれわれの生や将来にはなんの保証もない。
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「その人の程度を知りたければ、その信じている神の特徴を知ればよい。神のイメージは、その信者の願望と恐れを
 投影したものである」は、言いえて妙である。 人間が言葉を持ったが故の不安と不幸をカバーするため、
 未知の存在の畏敬としての神は、必要である。しかし、それでしかない。
「その人物の程度といえば、連れ添いを知ればよい!」というが、これは当たっているか?これとは関係ない。
  神については黙するしかない、ということか。最後は、神様助けて、というしかないのが人間である。
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2941,ナチが愛した二重スパイ
2009年04月24日(金)
 「ナチが愛した二重スパイ」  ベン マッキンタイアー著
 新幹線通勤の往き帰りの車中で一ヶ月かけて読んだが、これが何とも面白い。第二次大戦末期、ロンドン暗黒街の
 チャップマンは、ナチのスパイとなる。しかし「二重スパイ」として、ベルリンに偽情報を送っていた実録もの。
 ロンドンの当時の札付きの泥棒、ジゴロの生々しい犯罪と、監獄暮らしなどが詳細に書かれている。
 現在の犯罪者も似たようなものだろうから、我われ小市民とは全く異質の存在である。
 肯定的にみれば「何もしないで一生終わるより、よほど思いのまま生きることも必要では?とさえ思わせるほどである。 
 札付きの犯罪者がその経験を生かして二重スパイになって国家のために大きな働きをすることになるから、皮肉といえば皮肉。
 pー234に 著者は、二重スパイのチャップマンを次のように分析している。
 【 二重スパイのチャップマンの話は、地味なスパイの話とは違う。スパイ小説なら、あり得ないこととして拒否される
 内容である。主人公は悪党であるが、悪党としては決して敗残者ではない。彼の犯罪歴は、軍隊脱走から猥褻行為へ、
 女から脅迫へ、強盗から金庫爆破へと段階的に進んだ。あとになると彼の報酬は多くなり、最初はつまらぬことに手を染めたのを
 恥じているのは疑いない。この男の本質は己惚れで、自ら評価するところでは大物で、暗黒街のプリンスのような存在である。
 良心の咎めとは無縁で、どんなことでもやりかねない。社会とはなんの契約もせず、金はひとつの手段である。
 怖いもの知らずで、間違いなくドイツ人に対する根深い憎しみを抱いている。ひとことで言えば、冒険はチャップマンにとって
 必要不可欠なものである。いったん冒険に乗り出すと、信じられないようなことを達成する勇気を持っている。今日は、
 彼はドイツのパラシュート・スパイであるが、明日、活動的な二重スパイとして危険極まりない任務を引き受けるであろう。
 それに賭けるのは自分の命である。冒険が無ければ、彼は犯行者になるであろう。危険は大きいが、成功する見込みがある限り、
 危険は犯されねばならないと思う。チャックマンにとって確かなことは、たった一つしかない。 冒険が大きいほど、
 成功する確率も大きくなる。】
  犯罪者の生態、そしてスパイ機関の実態、そして世界大戦の中の生活ぶりなどが、リアルに目に浮かんでくるのは、
 事実を克明に書いてあるからである。また、その世界にドップリと漬かることで、現在の世界、日本、そして自分の人生の
 立ち位置が浮かび上がってくる。(チベット旅行記もそうだったが・・・)  世界は底知れぬ経験で満ちている。
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2577, フロー体験 ?2
 2008年04月24日(木)
 ー まずは、要点を書き写してみる。ー
我々が幸福であるかどうかは、世界の大きな力に加えることのできる統制によるのではなく内側の調和による。
肉体的生存が外部環境に依存している以上、外部環境を支配する方法を学び続けることは確かに必要である。外部環境を支配するとは、

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04月24日(日)
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