ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■3615, 忘却の整理学 ー1
* 「新・マネー敗戦」 岩本沙弓著
ーこの本の概要といえばー《 ネット参照 》
19世紀から20世紀にかけて繁栄した英国は、絶頂期でデフレに見舞われた。しかし金本位制を廃止せず緩やかな没落の道を辿った。
その英国に替わった米国は、ドルを世界中に流通させ金本位制を廃止した。 実物資産の裏付けのないマネーの誕生である。
バブルが起きるたび、その対策として投入された膨大なペーパーマネーはさらなるバブルの原因となった。
自国通貨を基軸通貨として世界に流通させ、ペーパーマネーを溢れさせた米国はさらに原油を用いて、ドルの価値の維持と
産油国経由の米国への還流を図る。 原油決済をユーロで行う機運が出てきた際には、原油決済通貨をユーロに変更したイラクに対し
戦争を仕掛けてまで自国の繁栄を図ってきた。 それでも原油決済通貨の変更がなされる現在では米ドル需要の減退は時間の問題。
6000兆円ともいわれる公的債務残高を積み上げた米国ではドルの減価を通じて、米国債の返済負担を下げ、さらに新しい通貨発行で
再びマネーを呼び寄せることを考えている. .ドルが減価しつつあるトレンドラインからして、2012年秋口には1ドル=60円になる
との予想。米国はそれに併せて何らかの部分本位制の新通貨を発行し借金の棒引きを図ることも決して想像できないことではない、と。
このような状況の中で、弱肉強食のライオンアメリカとシマウマの日本。その図式は「米国債を外国に買わせ、その後にドル安に
して実質的な借金棒引きにする」こと。 過去においては日本が被害をうけたが、現在は中国がその流れに乗りつつある。
ーーー以上だが、このカラクリを知ると、隷属国家の日本の姿が哀れである。 70年代以降、金に代わって原油とのリンクに
よって保ってきたドルの価値をなくし、借金を棒引きを図るアメリカ。 そのためには原油の価値を喪失させ、世界の原油の需要の
減退につれてドル需要が減少すれば、ドルの価値も地に落る。で、オバマに変わったと同時に、電気自動車と原子力、風車、
太陽熱へのエネルギー転換キャンペーンである。 行き着くところは、アメリカにとって都合の良い結果になっている。
その腰巾着だったのが、自民党と完了である。 まずは、そこから、次はアメリカとの距離を置くこと! ー つづく
・・・・・・・・・
2875, ポルトガル人のみた信長と秀吉
2009年02月17日(火)
「日記をのぞく」ー日経新聞編の一編 ールイス・フロイス「日本史」ー
の中で、ポルトガル人フロイスの見た信長と秀吉の姿が新鮮に写し出されている。
現在、「天と地」をNHKで放映しているが、直江兼継の見た秀吉と信長の姿と重ねると面白い。
ーその部分を要約すると・・・
1569年4月に、信長と京都の二条城の建築現場で引見、信長はフロイスを気にいったようだ。フロイスは1581年3月、再び会うが、
安土城を自慢したかったようだ。彼の見た信長は「中ぐらいの背丈で、華奢な体躯であり、髭は少なくはなはだ声は快調で、
極端に戦いを好み、軍事修練にいそしみ、名誉心に富み、正義において厳格であった」「酒を飲まず、食を節し、人の扱いには
きわめて率直で、自らの見識に尊大であった」「その鋭い観察眼で捉えたこの武将の人物は、他の追随を許さぬ迫力と
真実性が感じられる」その信長が亡くなった後に、今度は秀吉を大阪城に訪問する。フロイスの「日本史」の中の秀吉像は、
信長像に比べておおらかではない。「彼は優秀な騎士であり、戦闘に熟練していたが気品に欠けていた」
「身長は低くまた醜悪な容貌の持ち主」「抜け目なく狡猾」「極度な淫蕩で、悪徳に汚れ、獣欲に耽溺」・・・
生理的は反発がうかがえる。1587年に九州に遠征中に伴天連追放令を発した。秀吉の漁色乱交に、
キリスタンの女性たちが抵抗したので、暴君の秀吉が怒り狂った、とうのが彼の解釈だ。
ーー
この「日本史」では、外国人ジャーナリスト?の目で当時の日本と日本人が体系だって観察されている。
その点では信長と秀吉を現代人の感覚で観察している目に近いと言えるのである。
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02月17日(木)
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