ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■3513, ペットロス ー1
来年の高卒就職内定率が9月末で37パーセントで、去年より13パーセントもダウンした、という。
経済活動全般が三分の二になったのだから、この数字も肯けるが、地方ではよりマイナスが大きい。
新潟県は33パーセントというから、学校によっては、2割も決定してないところもあるはず。
企業側からいえば、5年もしないうちに大部分が辞めていくなら、中途採用を準社員にした方が数段、戦力になる。
この流れは、もう止まることもないから若者は絶望的になるのも分かる。 新卒の若いうちに、正社員としての
基礎訓練を入れてないと、何処の企業の再就職も難しいことは周知の事実。日本がますます弱っていく姿は痛痛しい。
その人にとって時代背景に恵まれていたかどうかは、大きな要素。その意味で現在、卒業を迎えている若者は気の毒。
しかし「今時の若者は」ではないが、ますます若者の質の劣化が進んでいる。まともな会話さえ出来ないのが大部分。
どうする日本である。それにしても、「ゆとり教育」の弊害は深刻である。 日教組か〜歴史に残るだろう、これは!
(偶然だが、去年、似たようなことを書いていた)
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2773, どこか変?
2008年11月07日(金)
今更だが、子供も含めて「どこか変」である。「今の若者は!」と、ピラミッドの何処かに書いてあったというが、
現在の若者のそれは、そのレベルではない。 見てみない振りをするしかないのか。アメリカが画策した占領下無能化教育の完成品?
立場的に書けないことは幾らでもあるが、酷いを遥かに超えている。 情報化による弊害もある。
以下、その純朴な疑問がそのまま書いてある随想の一部である。 まずは、その部分から、
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*どこか変です!
女子高校三人が乗ってきて、通路をはさんだ私の前の三人がけの座席に座った。
その直後である。駆け込み乗車さながらに、白い蝶が一匹、勢いよく飛び込んできた。
まるで意志あるがごとくにである。その潔さに驚いているとドアが閉まった。
蝶はまぎれもなく電車の一員になったわけだ。 この珍景に心を奪われていると、蝶はやがて失敗に気づいたらしく
右往左往しだした。だが程なく居場所が決まった。三人の前である。彼女たちの匂いや彩りを花と見立てたのだろう。
その前を拠点に、ひらひらを始めたのである。 私はほっとした。 三人はきっと優しい視線を注ぎ、
あわよくば誰かが、その柔らかな掌に包み込んでいとおしむに違いないと思ったのだ。
ところがである。彼女たちは、「きゃあー」と悲鳴をあげて、通路を前方へと突っ走って行ったのだ。
あたかも熊ん蜂に襲われでもしているかのように、両手で頭を押さえ、背を丸め、まるで必死なのだ。
信じられない。 なぜなの? 蝶は拒絶されてもなお、その花たちを追った。
三人は、前の車両に飛び込んで大慌てで境のドアを閉めた。そうして、こともあろうにガラスに額を押しつけて、
蝶のようすを伺っているのだ。 これっていったい何なの。ふざけ?それとも本心?高校生だけにその挙動は不可解だった。
乗客の大半は蝶のことを知らない。突然の騒ぎにも我関せずである。
ひたすら本のぺージを追い、携帯電話を見つめ、あるいは目を閉じている。
私は行きがかり上、無関心ではいられない。それとなく、孤独な蝶の行方に心を寄せていた。
なぜ、こうまで嫌うのだろう。 相手が複数なら別だけれど、たったの一匹だ。しかも三対一。
ふざけにしては大袈裟過ぎる。 それとも鱗粉が問題なの? それなら眺めるだけでよい。
そういえば先日、蝉が怖いのだと母親にしがみついて泣き喚く幼児がいた。男の子である。
蝉は歩道の傍らで、ただ、うずくまっていただけなのに。 私にはその泣き声が、自然との関わりが
稀薄になることへの警鐘に聞こえた。そうして、今またその思いが重なった。
人々は急テンポで変化していく世相に翻弄され、それは子どもたちが、野に出て遊びほうとする掛け替えのない
時期を逸することとつながった。 馴染みのない昆虫に拒否反応を示したとしても不思議ではない。
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11月07日(日)
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