ID:54909
堀井On-Line
by horii86
[395009hit]
■3508, ユダヤ人の頭脳活性法 ー2
一緒にいることでしょう。けれども君達の「一緒」の間には隙間がなければいけません。
君達の間を天国の風が踊って吹きぬけなければいけません。お互いに愛し合いなさい。でも愛のきずなをつくってはいけません。
君達の魂の岸辺と岸辺の間には、波のうねる海があるようにしておきなさい。
お互いの杯を満たしなさい。けれども一つの杯で飲んではなりません。お互いに君達のパンを分かち合いなさい。
でも同じ塊のパンに一緒に口をつけてはいけません。一緒に歌い踊りよろこびなさい。でもお互いは別々の人なのです。
リュートの沢山な弦は同じ音楽をかなで出しますが、皆一本一本、別の弦です。君達の心を与え合いなさい。
でもお互いの手の中に包みこまれてはいけません。生命の手だけしか、君達の心を包みとることは出来ないからです。
一緒にお立ちなさい。でもあまり近くにくっついて立ってはなりません。寺院の柱は皆離れて立っていますし、樫の木やいと杉は
お互いの木蔭の中では大きくならないものなのです。
―カリール・ジブラン『預言者』(佐久間彪訳、至光社、1984年)より―
{「我われ夫婦の間には浅くて広い河がある」と常日ごろ実感しているが、これで良かったということ?]
夫婦間というより人間関係の基本でもある。
・・・・・・・・・・
2768, 半歩遅れの読書術 −2
2008年11月02日(日)
【 出久根達郎 】
彼の記述にある「井上流 本の読み方十箇条」が面白い。 井上ひさしの『本の運命』に、紹介されているが、
ここでは二つしか紹介されてなかったのでネットの検索で調べた。 以下のとおりである。
ーー
一、「オッと思ったら赤鉛筆」。ーこれは万人が実行している。
二、「索引は自分で作る」。ー大切な言葉や事柄に関する索引を本の扉や見返しに つけておくとよい、という。
思いつかなかったが早速、実行することにする。
三、「本は手が記憶する」。ー「書き抜き帳」を一冊作ってそこに何でも書き込ん でいく。
大事なのは手で写すこと。そうすると手が自然と記憶する。
四、「本はゆっくり読むと、速く読める」。ーどんな本でも最初は丁寧に、登場人物の名前や関係を、抑えながら読むといく。
そうすると書 いている人の癖が分かって、その後が読みやすくなり、結果的に速く読める。
五、「目次を睨むべし」。 ー目次は全体の構造の見当がつく。
六、「大きな事典はバラバラにしよう」。 ー分厚い事典は持ち運びが便利なようにバラバラにする。
七、「栞は一本とは限らない」。ー井上ひさしは本を買うとまず、タコ紐の栞を三本ほど貼りつける。
八、「個人全集まとめ読み」。ー個人全集を集中して全部読むと、著者の言葉遣いや書き癖などが分かっておもしろい。
九、「ツンドクにも効用がある」。ー本との運命を大事にする。本は「買おう」と思ったときに買っておく、これが鉄則。
そして机の横にでも置いておくと、不思議なことに本の方から「読め 読め、読め読め」と言ってくる場合がある。
十、「戯曲は配役をして楽しむ」。ー戯曲を楽しむためには自分でキャスティング すると良い。
ーー
以上だが、これとは別に「本は撫でてやると、所蔵者にささやいてくれる」という。成程、その辺は合点がいく。
そのためには、図書館で借りて、これは!と思ったら迷わず買うことだ。
出久根によると、井上やすしはかって、日本で発行される書物と雑誌を、一冊残らず買い求めていたという。
200冊か100冊か、全部毎日買い求めたというから、たいていではない。 井上は本を買うとまず暇そうな喫茶店に入り、
一冊20分くらいかけて目次を見 たり、ところどころ読んだり、栞(後述参照)を貼りつけたりするという。
そしてこれを「僕と本との新婚旅行」(98頁)と呼ぶ。こうして一回撫で回すと、本が彼に向かって話しかけてくる。
「この間、目次見たでしょ」とか、「そのことは私の中に書いてありますよ」、と。
結局、そうこう考えると、テクニックというより絶対量をこなすほどの愛情がなければ!ということだ。
[5]続きを読む
11月02日(火)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る