ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■2574, 我々は 井伏鱒二の山椒魚?
 人間の中の叡智の部分を信じたいということでしょう。
 しかし人の偉さは限りがあるけれど、人の愚かさは底なしの沼です。
 僕は人間の本質は相当にタチが悪いものだと思うんです。業が深いというか。 
 文学の原質は、世俗の中の下品な、血みどろの欲望の渦巻く、
 煩脳や迷いが流れ出るようなものだと思うんです。
 なりふりをかまわないとか、場合によれば人を殺してしまうというか、
 そういう世界が流出するのが文学だと思います。
 東京の山の手文化というのが、生身の欲望にひと皮きれいなベールを被せたような文化ですね。
 ところが、ひと皮めくると、たちの悪い生身の色と欲、迷いがあるわけでしょう。
奥本:その山の手文化の不思議な気取りみたいなもの、腰の弱さ、底の浅さ、
 あれが純文学の世界にもあるんだろうと思うんですけれども、ウソがあるんですよ。
 そのウソが安っぽいスノビズムみたいな形で西洋文化の理解のほうへ行ったり
 上品さを装ったり、いい面もあるんだけれども、やっぱりウソはウソなんです。
車谷:窓辺に花が飾ってあるのを見ると、いつもそれを思う、うその生活をしていると。
車谷:久米正雄が、昭和初年代に、この世のことは金で半分は片がつくって
 行っていたらしいけれども、平成7年の今では、8~9割まで金で片付くような
 世の中になりましたね。それは物事が金で買えるということですね。
 物が買えるのはよいけれど、事が買えるということですね。・・・・
    ーーー
    解)
    お金に関しては、ここで多く書いてきたが、また小説の中での
    「金に関する扱い」もシビアで面白い。金と女(男)は、人間の煩悩の元である。
    車谷の「人の偉さは限りがあるけれど、人の愚かさは底なしの沼です。
    僕は人間の本質は相当にタチが悪いものだと思うんです。業が深いというか。 
    文学の原質は、世俗の中の下品な、血みどろの欲望の渦巻く、煩脳や迷いが
    流れ出るようなものだと思うんです。」という言葉が深く染みる。
    
    私自身も父親の影響を受けたため、金に関してシビアの方だ。
    父は「人間の金に対する建前と本音」の乖離を冷たくみていた。
    特にひ弱な教養人と自認している人間の、腰の弱さ、底の浅さ、
    うそと安っぽさを見抜ききっていた。問題は、それを直視するかどうかである。
    世の中は、やはり8割は金で解決できるのだろうか?まあ「猫に小判」という言葉もある!
     
  馬鹿に金を持たせても、ただ見ているだけのヤツ多いね、ホント!
   m(_ _)m       使い切るヤツよりいいか? どっち?

・・・・・・・・
2006年04月21日(金)
1844, ローマから日本が見える−4
             ォ'`ョ━━(。・∀・)ノ゙━━ゥ★
第二章 かくしてローマは誕生した。

 以下は、ウィキペデェア百科辞書から「ローマ誕生」について抜粋したものだ。
 ーー
ー建国伝承ー

 狼の乳を吸うロムルスとレムスの像ローマ建国までの伝説は、次のようになっている。
    トロイア戦争で敗走したトロイ人の末裔(アエネイアスの息子アスカニウス)が、
    イタリア半島に住みついた。この都市をアルバ・ロンガという。
    時代がくだり、王の息子アムリウスは兄ヌミトルから王位を簒奪する。
    ヌミトルの男子は殺され、娘レア・シルウィアは処女が義務付けられたウェスタの巫女とされる。
ある日シルウィアが眠ったすきに、ローマ神マルスが降りてきて彼女と交わった。
シルウィアは双子を産み落とすが、怒った叔父の王は双子を川に流した。
双子は狼に、その後羊飼いに育てられ、ロムルスとレムスと名づけられた。
成長し出生の秘密を知った兄弟は協力して大叔父を討ち、追放されていた祖父ヌミトル王の復位に協力する。

    兄弟は自らが育った丘に戻り、新たな都市を築こうとする。
    しかし兄弟の間でいさかいが起こり、レムスは殺される。この丘に築かれた都市がローマであった。


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04月21日(月)
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