ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■2536, 意志するということ!
大変な人と、思われている?が、それをむしろ目指しているのだから、始末が悪い?。
しかし、彼女の視線は私のような中途半端ではない。
そういえば、哲学者の中嶋義道も「哲学者というならず者がいる 」
という単行本を出しているほど、奇人を自称している。
彼女の本を読んでいると、何か親しい友人と語らっているような気持になる
から不思議である。 世間の現象を醒めた眼で見据えているところが同調できる。
この本の中の面白いところを書き出して、考えてみよう。
−酔うほどに冴える、はずだったがーより
ー P164ー
ーかっては、すごかった。普通の成人男子は、ほぼ間違いなく、先に潰れた。
それも私の場合、相手が潰れるまで見極めて、しかし、それをしっかり覚えているから、
相手はたまったものではない。言ったこと、口走ったこと、その状況の仔細まで、
全部覚えているのである。それだけ圧倒されて、彼らは早々酔っ払ったのではないか。
仕方ない。私は、酔うほどに冴えわたる体質なのである。
酔うほどに、理性と知性が燦然と冴えわたり,全宇宙の全現象が見える。
わかる、わかった、という感じになる。
妄想ではない。じじつ、そうやって手に入れた認識はたくさんある。
飲みながら考えるのが面白くて、かっては、そうしながら、
認識メモをつけていた。またの名を『酔っ払いの覚書』というそれは、
さながらウィゲンシュタインばりの、とまでは言わないが、
その一瞬に閃く洞察を?まえてとじこめた断片群、これが、
けっこう今の仕事の核の部分になっている。
酒のことを「スピリット]]と名づけた感性は人類に共通しているようだ。
あの液体は、私にとって、明らかに「精神」であり、思考の円滑油もしくは
起爆剤として作用する。いや、作用したのだった、かっては。
ところが最近は、飲むと考えるのが面倒になってくる。
ー P−166ー
政治家や偉いさんなど、高級料亭で高級な酒を飲みながら、仕事の話をするという、
その感覚が信じられない。酒がもったいない、酒に申し訳ない、私ならそう信じる。
貧乏性ではない、仁義に欠くと感じるのである。・・・・
男性が、女性のいる店にのみに行く、そのことだけで私はその人を信じなくなる。
ああ、この人は、酒を飲みたいんじゃないんだ。・・・・
この仕事を始めた頃は、編集者に連れられて、いわゆる『文壇バー』
なるところにも何度か行ったが正直なところ、ああいうところは好きではない。
そうは言っても狭い業界らしく、互いにどこの誰かと言うのは知っているのだろう。
見てみぬふりをしながら強烈に牽制しあっているのが、よくわかる。
有名作家が太鼓持ちの編集者を引き連れて入ってくると、
店の雰囲気ががらりと変わる。あっちでヒソヒソ、こっちでヒソヒソ、
なかで如才ないヤツはオベンチャラを言いに出向くし、作家は作家で、
俺のことを知らぬかという顔で見回しているから、アンタなんか知らないよ
という顔で、意地でも続けたりする。 うまいわけが無い。
やっぱり酒は、大事に飲みたい。少なくとも私にとっては、人生における大事な時間。
意に染まぬ人と飲むよりも、断然ひとりの方がいい。
まだ覚めやらぬまま、日も暮れてきた。今日の仕事は、これでお終い、これ一本。
さて、酒ビンを抱えて、今宵も私はスピリットの旅に出る。
ーー
解)この本のあるページに、この時期に小さなガン細胞が発見された、とあった。
死因は腎臓ガンというから、やはり酒の飲みすぎ?ということか。
酒は般若湯というとおり、頭を中を活性化させる。
凡人はそれを活用できないが、哲学者にとって、思考活性水として
思考の飛躍にはモッテコイであるが、それが命取りになってしまった。
それにしても生半可な酒飲みでない。
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03月14日(金)
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