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堀井On-Line
by horii86
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■2508, 世界をだました男
世間の常識を信用したばかりに悔しい思いをすることもあるでしょう。
そうです、今は社会のほうがちょっとおかしいのです。
当代きっての仏教思想家である著者は、だからこそ「ただ狂え」、
狂者の自覚をもって生きなさい、と言います。
そうすれば、かえってまともになれるからです。
人生に意味を求めず、現在の自分をしっかりと肯定し、自分を楽しく生きましょう。
「狂い」と「遊び」、今を生きていくうえで必要な術はここにあるのです。
−面白そうな所を何箇所か抜粋してみた-
*『人生に意味なんてありません。「生き甲斐」なんてペテンです。』
*「日本人は人生を知りません。人間らしく生きることができず、
エコノミック・アニマル、すなわち畜生の生き方をしています。
日本人は狂っているのです。」
*「上等の靴を履いてぶくぶく太った日本の子どもと、
裸足でやせたインドの子どもと、どっちがまともなんでしょうか!?
そして、どちらが幸せでしょうか!?
わたしたちの『常識』『物差し』は狂っていませんか!?」
*「ともあれ、遊牧民族は、敵と味方をはっきり分けて考えることができます。
だから楽なんです。ところがわれわれ農耕民族の末裔である日本人は、
敵か味方かわからない世間を相手にせねばなりません。それがしんどいのです。」
*「浄土経典である『大無量寿経』においては、
《人、世間の愛欲の中に在りて、独り生れ、独り死し、独り去り、独り来る》
と言われています。この「独生・独死・独去・独来」が人間の本質なんです。」
・・・・・・・
2005年02月15日(火)
1414, スローフード
欧州でまず驚くのはスローフードとスローライフの生活パターンである。
最近、日本でもスローライフ、スローフードが流行りだした。
アメリカ発の便利・効率を優先するファーストフードに対して、
スローフードを見直す運動である。
イタリアのブラという街で生まれた運動で、
日本スローフード協会によると、次の三つを指標にかかげている。
1、消えてゆく恐れのある伝統的な食材や料理、質のよい食品、ワインなどの酒を守る。
2、質のよい素材を提供する小生産者を守る。
3、子供達を含め、消費者に味の教育を進める。
アメリカのコンビニエンスという考え方が、食べることにも及んで,
画一化が進みすぎて、ものごとを「味わう」ことが少なくなってしまっている。
その反省に立って、食事そのものを見直す運動である。
これは、人生にもいえることで、「スローライフ」の見直しも出てきた。
人生を画一的な面だけでとらえず、ジックリと味あう生き方である。
「それぞれのライフワークで、自分という素材を生かすことを優先していこう」
という考え方である。
先日見た映画の中で、船長と妙齢な婦人3人と母娘のディナーでの会話が素晴らしい。
それぞれが初対面で、違う国の出身。 一人一人が多くの過去を持っている。
それを何気なく自己紹介で言うのだが、何の嫌味もなく洒落を言いながら
食事をしながら話すセンスが素晴らしい。 スローフードの典型であろう。
欧州人は、ともに食事をすることを最も大事にしている。
生き方と食事に大きなつながりがあることを、長い歴史の上で体験的に知っている。
時間と手間隙をかけた心のこもった食事を、心を込めてとることこそが、
今の時代に求められているのだろう。
特にスペインは、一日の時間の組み立て方が、欧州の他の国と全く違っている。
朝は、他の欧米と同じ9時頃に始めるが、午後1時か2時から4時ぐらいまで
昼休みを取る。その間、一度家に帰ってシェスタという昼寝をする。
(セックスも、その時にすませる人が多いという。)そして8時過ぎまで働く。
その後街に出て、バールと呼ばれる居酒屋でアンチョビなどのツマミで
いっぱい引っ掛けて、顔見知りや家族と楽しむ。
街中あちこちにバールがあり、その時間どこも満席である。
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02月15日(金)
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