ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■1951, ローマから日本が見えるー20
この本が書かれて3年経っているが、その後に何ら改善されていない。
いやマスマス悪化しているのが実情である。
目先、中国のバブルによって、日本からの輸出が増えて一見景気が良さそうだが。
さらに改革の大元の郵政法案が揺らいでいる。

あるHPから、この本の概略をコピーしておきます。

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-借金経済の行く末は国家破綻(2003/02/18)

 「日本経済 恐ろしい未来」-借金経済の行く末は国家破綻
  水谷研治著 東洋経済新報社 2003/1 p227 1,500円(本体)
   1.奇跡の経済発展
   2.右肩下がりへの転換
   3.慢性化する異常な経済
   4.「恵まれた環境」の終わり
   5.20年後の悲劇-急落する日本経済
   6.再発展への道

[梗概]貿易黒字が続き、179兆円もの対外純資産を持つ日本。
今後10年間は経済の低迷が続いても、いまの平穏で豊かな暮らしを続けることが
できよう。しかし、日本経済の将来を展望すると、恐ろしい未来が見えてくる。
20年後までに、日本経済の破綻が表面化し、悪性インフレへの奈落に落ち込むであろう。
その時の最大の問題は、長年の財政赤字で膨らんだ国の膨大な借金である。
デフレがインフレへと変った時には、もはや打つ手がない。
それまでに問題を解決しなければならない。国の借金の速やかな返済が第一である。
 だが、税収は減り続け、歳出の削減では焼け石に水である。
消費税など大幅な増税しか解決の方法はない。それは、国民に犠牲を強いることになる。
政治家もメディアも、国民に犠牲を強いることにはあからさまに同意できないであろう。
国民がそのことを自覚し、日本の将来を考えるほかに道はない。
豊かさを満喫してきたわれわれに課せられた責任である。

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 客観的にみて、日本はきわめて豊かである。
社会は安定しており、治安状態も良い。
国内総生産は、世界第三位のドイツを大きく引き離し、一人当たりの国内総生産は事実上
世界最高に近い。
上昇したとはいっても、失業率は5%台でヨーロッパの半分程度にすぎない。
国民は豊かさを満喫している。
 この豊かさを維持しようと、長年にわたり国家財政に無理を強い、
目先の繁栄を続けてきたというのが真実であろう。それでもまだまだ体力は残っている。
内輪に見積もっても、10年間は問題なく過ごすことができると考えられる。

 わが国の経済力がこのまま低下し続けると、やがては限界を迎えると思われる
かもしれないが、実際にはそれが限界とはならない。
目の前に迫った危機を回避することに努力を向けていれば、これまでの豊かな
経済情勢はかなりのあいだ続くであろう。

 だが、この間に経済の体質はますます悪くなり、やがて最終的な限界が現れる。
それは何をきっかけにするかは分からないが、多分日本経済の強大さが単なる
幻想にすぎないことが、世界の人々に知られた時に一挙に起こる可能性がある。

 その後は、一気呵成に経済水準が下がっていき、異常な事態へと突き進む。

 戦後半世紀以上にわたってわが国は平和を謳歌してきた。世界中の多くの国が
戦乱に巻き込まれていたこの間、わが国は直接戦火に見舞われることもなく、
幸運にも経済に勢力を集中することができた。
冷戦のおかげで、日本はアメリカの同盟国として経済復興を遂げることができ、
そしていつのまにか自分の国を守らねばならないという意識がなくなってしまった。
そのようなことを意識せずとも、国は繁栄し、われわれ国民の生活は豊かに
なっていった。いまのままでよいと考える国民は多いに違いない。

 しかしその背景には、国が国民のために犠牲になってきた。
それは一時的には可能でも、いつまでも続けられることではない。

 現在もわが国の貿易収支は大幅な黒字を続けており、国全体としては
物が不足することはない。
しかし、わが国企業の国際競争力の低下、国内生産の空洞化、少子化などが、
輸入の増大を招き、国内産業の衰退が加速する日がくる。

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08月06日(日)
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