ID:54909
堀井On-Line
by horii86
[397417hit]

■1952, ローマから日本が見える−21

           ー読書日記ー

第九章 ローマから日本が見える −1

    さて、最終項である。この読書日記を書いていて、
    自民党を中心としてきた戦前からの官僚システムが、
    共和制に酷似していることに唖然とした。
    それも二代目・三代目が恰も共和制度の破壊者という顔をして、
    そのじつ国民を欺いている現状を鳥瞰できる。
    小沢一郎も同じ穴のムジナだが、
    しかし本気で壊そうとしているだけマトモということか?


ー「リストラの」名人たち ー

BC753年の建国から始まっておよそ8Cにわたるローマの歴史が
この本の主旨であったが、ローマ人は「リストラ」に長けていた民族であった。
事業縮小や、撤退、人員の削減といった消極的な改良ではなく、
本当の意味でのリストラクチャリング、すなわち再編成なり再構築に
何度も成功したからこそ、ローマは千年の歴史を持つことができた。

本書の中で取り上げた中でも大きなものだけで、数えて三回あった。

  ・最初は、王政から共和制への移行です。
    BC509年、ルキウス・ユニウス・ブルータスによって
    第七代王「尊大な王タルクィニウス」が追放され、
    以降は一人の王に代わって、執行官が毎年二人ずつ選出された、
    この二人が国の政治の最高責任者になった。

  ・二度目の改革は、
    BC390年に起こった、「ケルト・ショック」を機に行われた
    共和制体部の改革である。
    貴族と平民との階級闘争も終わり、ローマの再興を果たすため、 
    政府の要職を平民に開放する決断もこの時に行われた。

  ・そして三度目の改革は、
    帝政の移行であった。
    カイサルがその設計図を引いて、
    アウグストゥスがそのとおりに石を積み上げていくことであった。

ローマの改革は、もちろんここで取り上げた三つだけではない。
・BC494年から始まった護民官制度、ポエニ戦役ごの
 「混迷の時代」にグラックス兄弟やマリウスやスッラが行った
 諸改革は、数えればきりがない。
 
 
 ローマ人にとっての政治システムは、ローマ軍の補修と同じく
「メンテナンスすべきもの」であったということ。
    
・哲学的思考によって真理を追い求めようとするギリシャ人とも、
    ・一神教の絶対神を信じるユダヤ教やキリスト教の信者とも違って、
     ローマ人はこの種の「絶対」は馴染まない。
 
 どれだけ優れたシステムであっても、人間が作るいじょう、
 かならず欠陥を隠し持つという現実的な感覚を、彼らは持ち続けた。
 
     ある意味で、ローマ帝国史における経験は、
     人類にとっての大きな遺産の宝庫である。
     多民族が入り乱れる欧州で1000年以上も帝国を存続させたシステムは、
     現代でも、いや現代こそ、経験則として学ぶべきである。
 
                          −つづく             
              (*^▽^)/ ホンジャ!
 ・・・・・・・
 ・・・・・・・

2005年08月07日(日)
1587, NHK 受信料不払い問題


NHKの不払いが、その後どうなっているのかと思っていたら、
毎日新聞の社説に丁度良いタイミングで、不払いの深刻な事態についての
解説があった。

現時点で900万件の未契約があるというから、
今年の契約数3660万からみると2割が受信料を払ってないことになる。
不払いの理由は、一連の不祥事に対する怒りや抗議から始まったが、
最近それが変質して、払わなくて済むものならという層が増えた。
この流れは、不景気も含めて当分終わることがないだろうから、
NHKにとって、大問題である。

以前『NHK不払い』について、この日記に書いたことがあったが、

[5]続きを読む

08月07日(月)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る