ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■1825, あちら側の世界 −6
(とそれに繋がる情報社会)に引き起こしたのか?
・それがどのような思想的な特徴を持っているのか、
など最新のキーワードをちりばめつつ書かれている。
Googleの功績が、
「ネット上での情報の組織化の効率性を現実世界よりも高める
イノベーション競争に火をつけた」といみじくも著者は看破している。
彼は「ネットでは(世の中に革命的なことは)何も起こらない」だった、
とまとめている。
この総括は厳密には正しくない。
90年代のインターネットブームでビジネスの人々が学んだのは
「ネットはそれ自体でビジネスを完結させない(させにくい)が、
現実のビジネスの強力な支援ツールになる」ということだ。
この時点では、インターネット(の少なくとも主流)は
エスタブリッシュメントの掌中にある、と思われていた。
まあ茶でも!
~~旦_(。-_-。)
シリコンバレーの中は「るつぼ」でも、
その外に出てくるものは順列組み合わせの済んだ、
完成品のビジネスだ。
「インターネット技術のイノベーション」というが、
実際のイノベーションのスピードは
カフェ・サロンや友人のネットワークに依存するという矛盾が、
2000年のインターネットバブル崩壊の遠因だった。
Googleとブログが登場したことによってこの様相が根本から覆ってしまった。
そのことに多くの人が気づいたのは、たぶん2003年頃だったと著者も指摘している。
個々の技術者やビジネスマンの持つ、無数の技術とアイデアの順列組み合わせ、
の技術の「情報の組織化」が、ある日突然現実世界を介さずにネット上だけで
効率的にできることを、人々が発見してしまった。
ここで初めて
「ネット上で完結するビジネス」というのが出現する。
楽天などのECモデルは、
顧客とモールの商取引はネットで行われるかもしれないが、
店舗の運営や商品のデリバリーには現実世界のビジネスが介入する。
楽天のモールビジネスはネットバブル崩壊にも強く、
着実に業績を伸ばしてきた。
ビジネスにおいて最大の課題である「売り手と買い手のマッチング」が、
どのような規模でもネットの中だけで効率的に行われるとなると、
あらゆる商行為がすべてネットで完結するようなビジネスが爆発的に増える。
(アマゾンの中古本の取引など、その典型例になる。)
広告ビジネスであったり、さまざまなWeb2.0的サービスであったりする。
個人的には、Googleは「ひとりシリコンバレー」の例えが解りやすい。
社内に5000人ものPh.D取得者がいて研究開発を行っており、
情報共有をしてイントラネット上で「順列組み合わせ」を試す。
いけると直感したら小さなチームで猛スピードの開発を進め、
それらの中から「マーケットにインパクトがありそうなもの」
を順番に“上場”(サービスリリース)していく。
これは「シリコンバレー」の仕組みに似ている。
かつて多くの技術者とキャピタリストが集まっていたサンノゼのカフェは、
今やGoogleのイントラネットの中、Googleが提供する
「インターネット・アプリケーションのプラットフォーム上」に移った。
ーー
先日さっそく「グーグル完全活用本」−創芸者
を買ってきたが・・・
次回は「アマゾン」について書く。
ゝ(-_- ) バイ!
・・・・・・・
・・・・・・・
2005年04月02日(土)
1460, 頭脳の果て −読書日記
この本は数年前に買ったが、目を通しただけで本棚に並んでいた。
何げなく手に取ってみたところ、面白い。
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04月02日(日)
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