ID:54909
堀井On-Line
by horii86
[397670hit]
■1821, あちら側の世界 −3
(米国では新刊書にも値引き競争がある)と良い事ずくめになる。
これがロングテール現象である。
このロングテール現象は、特にデジタルコンテンツのネット流通において顕著に現れる。
三月二日、アップルの「iチューンズ・ミュージックストア(iTMS)」での
音楽ダウンロード総数が三億曲を超えたが、アップル関係者によると、
取り扱っている百万曲以上の楽曲の中で一回もダウンロードされなかった曲はないらしい。
ここでもロングテールは長く連なっており、大ヒット依存のリアル世界とは
全く異なる経済原則で事業モデルが成立しはじめている。
ではロングテールの反対概念とは何か。
それは大組織を支配する「80:20」の法則である。
「80%の売上げは20%の商品から」
「80%の利益は20%の大口優良顧客から」
「80%の成果は20%の優秀な社員から」などなど、
大組織における「80:20」の法則は枚挙にいとまがない。
この法則は、品質・人事・営業と大組織のいたるところで通用するあまり、
「あらゆる物事において、重要なのは少数であり、大多数は取るに足らぬもの」
という思想に結実し、
「取るに足らぬ80%は無視し、重要な20%にリソースを集中せよ、
それこそが経営の効率を高めるのだ」
という考え方が大企業経営の常識となった。
この「取るに足らぬ80%」とは、まさにロングテールのことである。
「ロングテールに関わりあっても固定費を賄えるだけの売上げを生まない」
というこれまでの常識は、リアルな大組織においては今も正しい。
ネット世界とリアル世界のコスト構造の違いが、ロングテールに関する
正反対の常識を生み出しているのである。
アマゾン、グーグル、ヤフー、eベイといった米ネット列強は、
リアル世界が何百年も無視してきたロングテールという未開のフロンティアに
狙いを定めた冒険者たちなのである。
ーー
これが「あちら側の世界」の、典型的な例である。
ブログの世界でも同じである。
決して「糸井新聞」の必要性はない。
それぞれの趣味の連中が集まればよい。
それを可能にするのが「チープ」の成果である。
次回は
ーオープンソース現象についてー
.@(-ェ-)@ノ~~~バイ〜
・・・・・・・
・・・・・・・
2005年03月29日(火)
1456, 生命保険に入る馬鹿、入らない馬鹿
私は生命保険には入らない主義である。
「馬鹿馬鹿しい!何で自分が死んで保険金が?
それ位なら、その保険金を相手に直接やるか貯金すれば良い。
保険屋は確率の問題で、奇麗事をいってピンハネしているはずだ。」
というのが私の理屈である。
もう一つは、
「先のことはわからない、だから心配したって仕方がない。
最悪の事態になったとして、それがどうした?!」という考え方が基本にある。
保険に入る人は「先のことはわからない、だから心配だ」という考え方なのだろう。
「だから心配だ」と「だからどうした」の分岐点で考え方が変わってくる。
それぞれの人は色いろな立場と事情があるので、私の場合の話と断っておくが。
平均寿命80歳が、生死の五分五分のラインである。
それ以上生きた場合、生命保険金は支払われないものが多い。
この辺に保険屋のマジックがある。その事実を知らない人が意外と多い。
(母もそうだったが、この事実を知らないで80歳まで保険に加入していた)
80歳以前に死んだ場合に、残された家族の生活には有効であるから保険に入るのだ。
しかし保険屋というものは、不安事業でしかない。
その不安をくすぐって加入させる保険のオバちゃんがいるのだろう。
したがって、詐欺的要素が出てくるのだ。
[5]続きを読む
03月29日(水)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る