ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■1711, 道路の経済学
     木更津のバブルピーク時からの土地の下落率14分の1という惨状が、
¬_¬) このアクアラインの期待はずれを、そのままあらわしている。
ちらっ  
  アクアラインの開通まで、
        東京から木更津まで2〜4時間かかっていたのが、
       僅か一時間に短縮された。
      しかし15キロの道に当初は4000円の料金が高すぎた。
     (現在は3000円。社会実験中でETC車なら2320円)。
     通過時間は僅か10分くらいである。
    
    筆者は、高速道路の料金を決定する際、
    (1)経済性
    (2)環境
    (3)社会的な公平性
     が必要と説く。

   建設費と交通量と償還期間の数字だけを見て、
  料金を設定(「経済性」の無視)した結果が、
 予測の三分の一の交通量しかない結果になったと主張。
 開通前から、三分の一の予測を主張していた。
 
・「需要者の必要性と財布のヒモとのバランス」が
  全く考慮されない。(「社会的な公平性」の無視)。
                   タク、モウ 
                        )`ε´(
・「目の前の高速道路が高すぎて使えない」
 という市民たちの熱意を受け、筆者は分析の結果、
  アクアラインの料金は1000円が適当との結論
 (最終的に800円でも可となる)。
 1000円に値下げすれば、
  利用台数は1日2万5000台前後に上昇する
  (現状は1日1万4000台)。
   これなら、適切な値段といえよう。

  1000円の値下げで、
   1日約1000万円の減収となるが、
    逆に1日1億円の経済効果が生まれると試算。
     結果的に市民たちの主張を受け入れたという。
      木更津の荒廃ぶりがあまりにも酷いものである。
       ヒャー! (T_T)
 この本のキーワードに
 DBFOとBOTとPFIがある。
・PFI は(private finance intiatiave)の略で、
  民間の資金によって道路や橋、空港、港湾などの社会資本を
   建設・運営する方式の事業である。
 
    この導入の目的は、政府が行うよりも費用が安く、
     効果的であることです。
      『民間に出来ること』ではなくて、
       『民間のほうが得意は民間にまかせる』のが、
        イギリス流の民営化である。

・BOTはPFIの事業を資金回収した後に、国に無償で譲渡するやりかたです。
  途上国の開発によくおこなわれていたが、最近は先進国の公共事業でも
   おこなわれるようになってきた。

・DBFO(design build finance operation)
 は民間企業が設計から建設・財務・管理までおこなう方式で、
   40~50年の契約終了後に、
    やはり道路などの公共事業が国に返される。
     この方式の場合、民間企業は交通需要の予測の精度が重要になる。
 
  ★○o。..:*】★○o。..:*】★○o。..:*】★○o。..:*】
 
 なるほど、理屈に合っている。
 『官から民への流れ』の道路行政版というのが主旨のようだ。
  それにしても、今までの道路行政の理解をはるかに超えた
   乱脈ぶりに改めて驚いてしまった。
イギリスの道路行政と対比して、日本の道路・建設族の利権?からくる
非合理性を指摘している。
   
 今度の小泉の対象で、道路偏重の行政が大きく変わろうとしている。
  その先駆けを、彼は長年かけてしていたことになる。
   
    武澤ゼミ門下生、ここにあり!ということか。

(^_^)/~~ja~
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2004年12月09日(木)
1346, 23歳の日記−5

実際のところ、書きうつしていて気持ちの良いものではない。

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12月09日(金)
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