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原案帳#20(since 1973-)
by 会津里花
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■脆弱な存在
★1: わたしという脆弱な存在
★1: わたしという脆弱な存在
このところ、というか割とずっと、
わたしはこの日記(原案帳#20)にネガティヴなことばっかり書いている。
その一方で、ライブなどでは、ほとんどはしゃいでいるみたいに
「元気に」「楽しく」振舞っている。
このギャップは?
わたしは、一方では
「なんとかして人のためになることをして生きていきたい」
と思っているけれど、もう一方では
「わたしは生きていくのに値しない者なんだ」
とも思っている。
実はこの二つは1枚のコインの裏表みたいなものだ。
わたしはこのままでは、生きていくのに値しない者だ。
罪深く、お荷物で、……自分で自分のことが許せない。
でも、死ぬわけにはいかない、というか、死にたくない、というか。
だから、なんとかして人の役に立つことして
自分がこの世に存在してもいい、と思い込みたいのだ。
自分の存在の罪深さ、有害さを帳消しにするために
……いや「帳消し」になんかはできないけれど
せめてほんの少しでも罪が軽くなるように、と
人の役に立ちそうなことをしたがっているのだ。
今のわたしは「自分のために生きる」ことはしたいと思えない。
けれども、欺瞞に陥ってはいけないと思う。
上のように、自分がどんなに罪深いと思っていても
人間は……ああ、いけない、
また「高いところから見下す言い方」になってしまうところだった……
わたしは、自分を生かすためにしか生きられない。
どんなに理屈つけても、所詮は自分に都合良いように生きているだけ。
理屈そのものから、それは透け透けに見えてるじゃない。
「人のため」なんて言って、自分から目をそらそうとしてはだめ。
わたしは自分の罪深さと向き合う。
そうして、それでもなお、自分のために生きる。
あと、一つだけ……
こんなにネガティヴなことを言ってしまったら
悲しむ人もいるから。
わたしのことをなんとかして認めてくれようとしている人も
いるのだから。
わたしの罪深さを知った上でも。
わたしは、その光を信じたい。
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03月17日(木)
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