ID:51752
原案帳#20(since 1973-)
by 会津里花
[141283hit]

■悪夢
ひどい夢を見た。

夜の雨の中。
怪しい車がたまに通る。
わたしは怯えながら家路をたどるけれど、わたし自身もとても怪しい存在であることに気づいている。

家に帰ると、恐ろしい内容の本がある。
わたしはそれを、燃やしてしまおうと思った。
火をつけると、まるで石炭のように内部に熱を持つ。

あ、まだ他にもすごくやばい本が。
その本も、内側から赤く燃える。

やがて、部屋の中は赤く燃える本ばかりになってしまった。

いけない、これでは火事になってしまう!
急いでバケツに水をくみ、燃える本の真ん中にねらいをつけてぶちまける。
すると、燃えていた本はさらりと灰になって流れてしまう。

何回か流したら、部屋の床は何もなかったかのようにつるりとなってしまった。

危ないところだった。

わたしは深夜のコンビニで、クリームのたっぷり入ったパンを買う……

もっと切迫した雰囲気の夢だったような気がするけれど、もう覚えていない。
03月15日(火)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る