ID:51752
原案帳#20(since 1973-)
by 会津里花
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■悪夢
ひどい夢を見た。
夜の雨の中。
怪しい車がたまに通る。
わたしは怯えながら家路をたどるけれど、わたし自身もとても怪しい存在であることに気づいている。
家に帰ると、恐ろしい内容の本がある。
わたしはそれを、燃やしてしまおうと思った。
火をつけると、まるで石炭のように内部に熱を持つ。
あ、まだ他にもすごくやばい本が。
その本も、内側から赤く燃える。
やがて、部屋の中は赤く燃える本ばかりになってしまった。
いけない、これでは火事になってしまう!
急いでバケツに水をくみ、燃える本の真ん中にねらいをつけてぶちまける。
すると、燃えていた本はさらりと灰になって流れてしまう。
何回か流したら、部屋の床は何もなかったかのようにつるりとなってしまった。
危ないところだった。
わたしは深夜のコンビニで、クリームのたっぷり入ったパンを買う……
もっと切迫した雰囲気の夢だったような気がするけれど、もう覚えていない。
03月15日(火)
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