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原案帳#20(since 1973-)
by 会津里花
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■鬱状態のたわごと
やばい、鬱に入ってしまったみたい。
ああそうか、毎日飲んでる、ちょっと元気になる薬(わたしにとっては「おっぱいを育てる薬」でもある)を、昨日は飲まなかった。
ホルモン剤も1錠だけにしてしまった。
……あ、そうじゃなくて、ホルモン剤だけで「元気になる薬」(って実は「ミラドール」のことだけどさ)を飲まなかったからいけなかったのか。
どっちにしても、生活のペースを崩してしまったことで薬をちゃんと飲まず、それで鬱に入ってしまった、ということか……
ああ。
ばっかみたい。わたし。←このひとことで、身動きできなくなってしまうのが「鬱」なんですよ。ははは(自嘲)。
バイトも遅れてしまったし。ばーか。自分。
またクビになってしまったらどうしよう…… なんでこんなどうしようもないことになっちゃうんだよぉ(悔し涙)。
いろんなことが遅くなっていて、できずにいる。
やだよぉっ。
生きている間に、できるだけのことはしたい、と思ってるのに。
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そうそう。
わたし、「長生きしたい」と思うようになってきた。
理由は、たった一つ。
死んじゃったら歌えないから。
Eva Cassidyも、美空ひばりも坂本九も、もうその人自身が歌っているわけではない。
雪村いづみが美空ひばりの歌をいくら歌っても、それはあくまで「美空ひばりの思い出を歌う雪村いづみ」でしかない。
歌は、音楽は、常に時とともにある。
どんなに克明に記録された音楽でも、歌っている瞬間を過ぎてしまったら、それは「歌の思い出」でしかないのだ。
音の本質が、一瞬の空気の揺らぎであるから、そんなはかないことになってしまうのかもしれない。
でも、それは時間に支配された存在でしかありえない人間の姿そのものであるようにも、思える。
わたしは、そういう瞬間を、生きている間にできるだけ多く楽しみたいのだ。
歌は、わたしにとっていちばん大切な「わたし」なのだ。
ああ、うまく言えないわ。
わたしは生きていきたい。
さっさと死んじゃ、だめ。
たとえそれが「平均寿命」とかに比べたらいくらか短かったとしても。
いや、短くなっているとしても、それをできる限り引き伸ばして、生きることにしがみついていたい。
たとえそれが、多くの人たちの迷惑でしかなくなってしまったとしても。
(生きていることが他の誰かの迷惑になるかどうかなんて考えたら、誰だって他の誰かにとって存在そのものが迷惑でしかないようなこと、あると思う。「誰にも迷惑をかけずに生きる」なんて、とんでもない勘違いの、それこそはた迷惑な偽善だと思う。……もっと言えば、人間の存在そのものが、地球にとっては大きな迷惑でしかないかもしれない。人間が地球に対して行っている、おばかな破壊行為を考えれば…… 「自然環境保護」なんていっても、しょせんは人間のあさはかな自己満足でしかないと思うし。自然を守るために人間ができる最善のことは、自分たちが真っ先に滅びることなのだ。――でも、だからといって、自ら滅びたいと思う? まずあなた自身が? 少なくともわたしは、いやだ。っていうか、できない。自ら滅ぶ勇気なんて、ないもん)
わたしは、もっともっと歌いたいの。
今、死ぬわけにはいかないの!と、思ったら、午後10時頃から午前2時半まで、ずうっとギターを弾きながら歌いつづけてしまった。
4時間半か。けっこう鍛えることができたかな。
昔みたいに「8時間ぶっ通し」というのはさすがにできないけど。
とりあえず、こないだ5000円で買った「Morris Tornade」(実は埃まみれになっていただけで、かなり状態の良い品だった!ラッキー♪)に、かなり指が慣れてきた。
ところでわたし、なんで夜中でないと歌えないんだろう?
……理由はわかっている。昼間は外の自動車の音がうるさいからだ。
でも、静かな夜中をわたしが騒がしくしてどーする!?
08月14日(木)
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