ID:51752
原案帳#20(since 1973-)
by 会津里花
[141739hit]
■『DV―……』本 フロルの選択 ぐるり、ぐるり。
★1・『DV―殴らずにはいられない男たち』
★2・アトムの命題、フロルの選択(再び)
★3・ぐるり! ぐるり!
★4・明日の錠(?)
★1・『DV―殴らずにはいられない男たち』
(限界設定はどうした!?>自分
これ、昨日書いたけど「8000字」をはみ出してしまったので日付を変えて書くことに(^^;
なので簡単に)
荻窪の行き帰り、表題の本を読みながら電車に揺られていた。
DVの自覚のある人、無い人。
ある人の中で、直そうとする人、居直る人(!)。
加害者が自らの「被害者性」を認めないと、加害はなくならない、ということ。
そういうことを読んで、すごく納得してしまった。
さて、私の場合は…… 「存在そのものが元パにとって脅威」?
だったら、まじで死ぬしかねーべ。
でも、もしもそうであったら、むしろ再会して何かしらの対話をするべきだろう。
お互いに、相手のことを「モンスター」とか「妖怪」とか思っていたら、
安心して生きてはいけないじゃん。
相手が死ぬまで、ひっそりと息を潜めて生きる?
そんなこと、人間である以上、してはいけないと思う。
傷が生々しいのであれば、そっとして回復を待つべき時もあるだろう。
けれど、少しずつでも落ち着いてきたら、
双方がお互いに対して「危険な存在ではない(またはなくなりつつある)」ということを
お互いに知らしめて、その上で安心して生きるほうがいいのではないか。
こんな言い方は、もしかしたら私はまだ「他人の気持ちがわからない」のだろうか。
いっそ、某掲示「坂」でも「被害者」ということだけを強調していればよかったのか。
この課題は、まだまだこれからみたい。
大変そう……
でも、決して希望はなくならない。
私は北風の冷たさではなく、太陽のあたたかい光を信じて生きたい。いつも。
(関係ないけど……ていうか、たぶん「荻窪」からの連想だと思うけれど、
後藤悦次郎(紙ふうせん)『僕らはいつも陽気でいたい』を思い出してしまった。
♪僕らはいつも 陽気でいたい
あなたと一緒に 歌っていたい♪……
なんて懐かしいんだろう……)
この記事のトップへ
ページのトップへ
★2・アトムの命題、フロルの選択(再び)
「杏野丈掲示坂http://www.harikatsu.com/sose/bbsboard.htm」に掲載。
見る人が見ればわかるだろうし、別に誰に対する誹謗中傷とかでもないし、
まして「過剰反応」だとも思わないので堂々と明かすけれど、「cartoon watcher」は私です。
---------------------------------
[5941] アトムの命題、フロルの選択 投稿者:cartoon watcher 投稿日:2003/02/15(Sat) 13:48
ぜんぜん流れと関係ないけど、ちょっと一服しません?
☆参考図書:『教養としての<まんが・アニメ>』(大塚英志+ササキバラ・ゴウ:著、講談社現代新書)
・「アトムの命題」というのがあるそうです。(手塚治虫『鉄腕アトム』)
それは、アトム=「ロボット故に成長しない身体を持っている」という「恐ろしい欠点」を、
戦後の漫画・アニメがどのように克服し、
現実の人間が「成熟していく身体」と「和解」していくか、……
と、簡単(じゃなくてゴメン)にいえばそういう問題提起を『鉄腕アトム』という作品が持っている、というのです。
確かに、言われてみれば、男の子も女の子も、
何か「秘匿」された雰囲気のある思春期に、自らの「成熟していく身体」と向き合うことの苦悩を抱えた人は
少なくないのではないでしょうか。
・一方、上の「アトムの命題」を受けるかたちで
「フロルの選択」というのがあるのだそうです。(『11人いる!』萩尾望都)
「11人いる!」のヒロインであるフロルは、自ら「男になるか女になるか」を選択できる「種族」の出身で、最初は
「オレ、宇宙大学に合格したら男になっていいことになっているんだ」
と息巻いていたけれど(「長男以外は男になれない」という慣習があったため)、
[5]続きを読む
02月15日(土)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る