ID:51752
原案帳#20(since 1973-)
by 会津里花
[141840hit]
■戸籍の性別訂正……困難な道のり 「希死感」
★1・困難な道のり
★2・『セクササイズ58』読後感
★3・希死感
★4・Harry Potter #2
★1・困難な道のり
東京新聞 12月22日(日) より
---------------------------------
性同一性障害
また性別訂正却下 東京家裁
身体の性別に強い違和感を持つ性同一性障害のため、埼玉県川越市の埼玉医大で女性から男性への性別再指定手術(性転換手術)を受けた三十代の当事者が、戸籍の性別の訂正を申し立てたのに対し、東京家裁は二十一日までに却下した。
医学界公認の性転換手術を受けながら、戸籍の性別訂正が認められなかったのは、関東地方の別の家裁による八月の審判に続き二件目。当事者は却下決定を不服として抗告した。東京家裁は、性別の生物学的側面のみに基づき「出生時は外性器のみならず染色体についても女性であったことが明らか」と指摘。戸籍法上、訂正の理由となる「錯誤」があったとはいえないと判断した。
ただ、当事者側が主張した性別の精神的、社会的側面などには言及しておらず、この当事者は「審判官の面接調査もなかったし、ちゃんと審査してくれたのか」と反発している。
性同一性障害の治療としての性転換手術は四年前、埼玉医大が日本精神神経学会の指針を基に開始した。この当事者を含む六人は昨年、「手術で体が変わっても、戸籍が変わらなければ、結婚も就職もできない」と、関東や東北各地の家裁に一斉に性別訂正を申し立てていた。東京都小金井市議会は九月、性同一性障害者の戸籍の性別訂正を可能にするよう求める意見書を可決している。
---------------------------------
当事者の多くが、このニュースにショックを受けているようです。
諦めの雰囲気すらあります。
やっぱり、きちんとした法整備を待たなければならないのでしょうか。
私の場合は……?
私自身は、性別訂正の必要を感じていません。
それは、他の多くの当事者の足を引っ張ることになるのでしょうか。
この記事のトップへ
ページのトップへ
★2・『セクササイズ58』読後感
なんと、著者である「杏野丈」こと針間克己先生のところの掲示板に
思いっきり感想書かせてもらいました。
本そのものに興味のある方、この行をクリックすると「amazon.co.jp」というところに飛びます♪
(杏野丈センセの個人的なリスト?になってるみたいだけど)
---------------------------------
[2902] 「セクササイズ58」読みましたよ〜♪ 投稿者:あいづ 投稿日:2002/12/24(Tue) 01:53
遅ればせながら、表題の本、通読できました。
針間先生のお人柄がよく出ていて、何度もバカウケ、大笑いさせてただきました。
もちろん、「前向き」な気持ちで♪
出版された1999年といえば、私が前年(1998年)に元パに対して「私は心が女だ」とカムアウトし、
それでも一緒に暮らしていけるかどうか試そうとした矢先(99年9〜12月)に
彼女に突然子どもを連れて逃げられ、
一人っきりで本当に辛い年末年始を過ごしたのでした。
あれは本当に惨めだったし、私の抑鬱感もピークに達していました。
(明かりもつけず、テレビもつけず、教会の年越しに出ることも拒否されて、
私は真っ暗でがらんとした3LDKのマンションのだだっ広い部屋の中で
除夜の鐘も聞こえず……だってその当時住んでいたマンションは
彼女の要望で彼女の実家の近く、かなり「田舎」にあったので、
たぶん近くに除夜の鐘を拍つお寺もなかったのでしょう……
それ以来、年越しをまともにやる気がしません。空しいもん)
あの時、この本を私が読んで、それを更に元パにも読んでもらえれば
(たぶん拒絶しただろうけど、根気良く奨めれば読んだかもしれない)
むしろ元パにとってまだ許せる範囲が見つかったかもしれないな、と
ふと思いました。
まあ、過去に「if」はつきものであり、また同時に空しいものなんですけれど。
今では、私は「途中まででも『男性』として生きる体験ができてよかった」と思っています。
[5]続きを読む
12月24日(火)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る