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原案帳#20(since 1973-)
by 会津里花
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■Comic YOU他 プライド

★1・「Comic YOU」・「YOUNG YOU」
★2・プライド
★3・QUITE GREEK FOR ME!

★1・「Comic YOU」・「YOUNG YOU」
★YOUNG YOU
・「ハチクロ」(←『ハチミツとクローバー』羽海野チカ)、読んでて毎回「最終回?」と思わせられる。
そういえば、表紙には「オール・読切り」と書いてあるので、律儀にそのとおりにしている、ということか?
……ていうことは、他の作品があまり「読切り」になってないってこと?
・『SWEET デリバリー』(鴨居まさね←私はこの人の名前を勝手に
 「まさかもいーね」のアナグラムかな、と思って楽しんだ(^^;)
テレビドラマになる、とか。で、本編のほうは完結してしまった……のかな?
漫画って「最終回」のエンディングマークが分かりにくいのよねー。

で、YOUNG YOUは、なんとなく私の「今の感覚」に合ってる。
槙村さとるさんは相変わらず「ダブル連載」がしがしやってるし。

★Comic YOU
自分の結婚生活を思い出すのよ、これが。
・『かんかん橋をわたって』(草野誼)とか(私のほうが嫁の立場(-_-;)。
・『子どもなんか大キライ!―姉妹編―』(井上きみどり)、なぜか共感しまくり。
 たぶん、作者の井上さんがB型なんだろう。
・『真夜中の庭』(津雲むつみ)……今さら「ゲイ」を隠す、なんて、古すぎる。
 でも、登場人物たちのいちばん上の世代の人たち(60〜70代)は、
 まだそういう価値観でがちがちの人、多いだろーなー。
 80年代にセクシャリティーの価値観を確立した現在40代の私とか、*
 上の「オヤ世代」のがちがち価値観に「??」と思いながらも影響受ける一方で、
 アメリカでは「同性愛」は病気ですらない、というニュースなんかも聞いて
 それでも(当時は私は自分がホモかバイだと思ってたので)
 はっきりさせられない自分をもどかしく思いながらも、
 少し世の中が明るくなっていくんだ、と感じていた。

 *現在30代の人たちも、ほぼ同じ80年代にセクシャリティーを育まれていると思うので
 私はなんとなくその世代の人たちと話が合いそうな気がする。
 なんで10歳も離れているのに同じ時代に価値観が固まってくるかと言えば、
 私の属する世代が「最も性について貧困だった」からのような気もする。
 手塚治虫とか永井豪、(あと萩尾望都も? ま、他にもいっぱいいると思うけど)
 といった漫画家たちが「黙ってしまった大人たち」では子どもたちに性教育ができないことを
 敏感に悟ってありとあらゆるフォロウをしてくれたと思うけれど、
 残念ながらそれらは全て「サブカルチャー」状態にされていて、
 本当はいちばん信頼して教えてもらえるはずの「お父さん、お母さん」たちからは
 ほとんど黙殺された挙句、「誰にも言えない多様性」を抱えることになってしまったのだ、
 と思う。
 元凶は「ブルーボーイ事件」で、セックスとかにはもうとっくに枯れきっているような
 ジジイ、ババアたちが観念的に「欧米(っていうより主にアメリカ)」に合わせる=「近代化」
 (その「=」はナニ?)という、超短絡思考で、国力のいちばん基となる「人口」に関わる
 「セックス・ジェンダー・セクシャリティ」について自分の頭でまともに考えられなかったことが
 こんな事件を槍玉に挙げるとか、メソジストかバプテストか聖書原理主義か、と言いたくなるほど
 クリスチャンでもないのにがちがちの価値観で固められてしまったとか、
 (念のため、真の信仰は決してゲイもトランスも否定はしないと思う。
 お願いだから「トランスセクシャルは罪だ! まずそれを認めろ!!」とか言うのはやめてほしい……
 って、今ではそれもごく一部の、ちょっとアブナいくらいの教会でしか言われてないことだろうけど)
 当時の子どもたちにとっては迷惑この上ない結果を招いたのだと思う。

ううーん、やばい。っていうか、めんどくさい。
8号、9号を続けて読んだから、作品ごとに言いたいことがどんどん増えていく。
・『ごくせん』(森本梢子)、テレビ化。

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04月24日(水)
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