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原案帳#20(since 1973-)
by 会津里花
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■花粉症(?)でダウン はっぴぃウェディング 多様な「性分化」について
★1・風邪だか花粉症だかでダウン
★2・認められない
★3・ダメ〜〜〜
★4・「はっぴぃ ウェディング」
★5・性分化の多様性について考える
★1・風邪だか花粉症だかでダウン
(サブタイトル:朝の夢)
体調が悪い。
さっき、出血してしまった。
(そういえば、私は自分のHPに、自分が体については、もうほとんど「完全」と言っていいくらい
性転換を済ませていることを、書いていない……
そういうことを書いて、興味本位の人たちからうるさい質問をされたり、
時にはとんでもない誹謗中傷にあって傷つくのを恐れているからだ……
私は、ふだんは「何を書かれても私は恥ずかしくない」などと思っている。
っていうか、恥ずかしいことはいくらでもあるけれど、
自分についての事実だったら、それは隠すことはできないし、
仕方ないと思っている。
けれど、ありもしないことまで書かれてしまったり、
事実のほんの一部だけをあげつらって誇張して書かれたりしたら、
それはやっぱり嫌だ……)
風邪か花粉症か、鼻炎を起こしてしまい、
しかも、夜おかしな時間に寝たり起きたりする状態になってしまった。
頭痛がする。
そんな中で、夢を見た。
グレゴリオ聖歌に囲まれながら、
私は教会通りを歩いている。
東京の、荻窪駅北口側だ。
私はこの町で、5年ほど暮らしたことがある。
教会通りは古い下町の町並みで、狭い通りに小さなお店が何軒も並んでいる。
屋台とそれほど変わらないかのような、ひらひらした囲いをつけたつくりのお店から
ちらっと見えるのは、私が暮らしていた頃にお世話になったお店のおじいちゃん。
あれ? でも、これ、「鍵屋」なの?
おじいちゃんは、お店の中で誰かの鍵を直していた。
私は、あの古い喫茶店の横を通り過ぎながら、なぜか
「今日は帰れる。今日は帰れるんだ」
と呟きながら、それが深夜の人通りも途絶えた教会通りじゃなくて
昼間の雑踏であることにほっとしながら、
歩いていくのだった。
映画の1シーンみたいだ、と思った。
それから、帰宅して、出血したところを取り出してみた。
「解剖学的にはこうなっているんです」
と、誰か(自分?)がピンク色になったその部分を見ながら説明している。
傷口の部分が開いて、中のものが流れ出ている。
「明日、お医者さんに行かなくちゃ。診てもらおう」
執刀医のところに行けばいい、と思っていたから、そんなに恥ずかしくはなかった。
ところが、よく見ると、「中のものが流れ出ている」のは、
実はもともと「男の器官」だったものを加工してあるので、
……中に巨大化して肉眼で見えるようになった「精子」の死骸(まるで生しらすみたいだった)が
透き通って見えるのだった。
気持ち悪い。
私の血には、そういうものが流れているのか。
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★2・認められない
性自認と体内のホルモン環境にはあまり関連性はない。
だから、はっきりと女性の性自認を持ちながら、
どこからどう見ても「男」にしか見えない者が、確かに存在するのだ。
当然、性自認とは関わらない部分で、
ホルモン環境はものの感じ方とか考え方などに、大きな影響を与える。
だったら男として生きればよかったのに、と言いたくなるほど。
(実際、そうやって生きようと決意して、それを貫いている人だっているだろう。
私にはできなかったけれど)
私は女性の性自認を持っている。
それは、何だか知らないけれど、確かなことだ。
でも、その一方で、自分が男の肉体を持っていたことで、
そのように体が成り立っている、または成り立っていた、
そういうことが、今でもまだ、体や頭の中に、
色濃く残ってしまっているのだ。
できることなら、脳のそういう部分も取り除いてしまいたい。
念のため、性欲とかのことではない。
そんなもの、もうとっくに男じゃなくなったし、
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03月11日(月)
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