ID:51752
原案帳#20(since 1973-)
by 会津里花
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■尊敬していた音楽家のWeb上での再発見 他
★1・尊敬していた音楽家のWeb上での再発見
★2・断片集(学校へ行こう・炭疽菌etc)
★3・こういうの「カムアウト」って言う?
★4・「MtFが男としてパスする」ということ(?!)
★1・尊敬していた音楽家のWeb上での再発見
「性転換した有名人の目録」、めっけ。
Metamorphosis Male to Female
http://www.geocities.co.jp/Hollywood/4349/index2.html
の中の
人名録
http://isweb27.infoseek.co.jp/photo/metamo21/db/dbname.html
というコーナーだ。
中でもびっくりしたのが
ウェンディ・カルロス(http://isweb27.infoseek.co.jp/photo/metamo21/db/wendy.html)
という人で、これはそのままここに引用しちゃう:
以下引用--------------------------
ウェンディ・カルロス
本名:ウォルターカルロス。1939年生まれ
ムーグ・シンセサイザーの共同開発者として有名なカルロスは、1960年代後半に初めてのアルバム、「スイッチド・オン・バッハ」を出して、これがミリオンセラーとなった。
仕事は成功したものの、私生活では男の肉体を持って生まれた悩みのため修羅場に等しかった。
1969年5月、とうとう彼は、女として生きる決心をし、1970年のディック・キャヴェット・ショーの出演を最後に、ウォルターの名前で公衆の前に出るのをやめた。
1971年に、スタンリー・キューブリックの映画「時計じかけのオレンジ」の音楽制作をつとえめたあと、姿を消し、その翌年、1972年に性転換手術を受けた。
それから7年間は事実上の隠遁生活をしていたが、1979年のヴァレンタイン・デーに正式にウェンディという名に変えた。
そして同年5月のプレイボーイ誌で、生まれ変わった彼女が紹介され、センセーショナルな話題となった。
以上引用--------------------------
うわあ……知ってるも何も、『スイッチト・オン・バッハ』は
富田勲『月の光』とともに中学に入っていちばん最初の音楽の授業で聞いて、
その後の私の音楽活動を方向付けることになったと言っても過言ではないほどのショックと感銘を受けた、
私にとっては記念碑的な作品なのよーーー!!!!
こんなこと言ったらメイワクかもしれないけれど、思わず頭に思い浮かんでしまった言葉は、
なかま
だった。
「ウォルター・カルロス」時代はしっかり「男としてパス」してるし。
「音」の世界への感性が、心の中に秘めていた「女性としての自分」を目覚めさせてしまうことも、あるのだ……
「女は機械が苦手」というのは大嘘だということも、改めて思い知った。
ただ単に「機械のための機械の話」が苦手なだけだろう。
ムーグの音作りは、そういえばなんだかお菓子を作るのに似ているような気もするし。
それとも、ハーブかな。
編物かな。
……
想像すると、楽しいな。
そういえば、私も先輩の家でシンセサイザーをあれこれいじらせてもらったことがあったっけ。
なんだか、甘い思い出だな……
劇音楽を作ったり、とか。
おりしも、耳元のラジオでバッハがかかっている。
(……って書いたら、あ、終わっちゃった。次はパガニーニだわ)
むせ返るようなお茶畑の、淡い緑色の香りとともに、私の思春期を迎えてくれた音楽……
それがバッハであり、富田勲であり、ジャズだったりビートルズだったりした。
それらはみな、私が男でなくてはいけない、なんて一言も言わなかった。
ウォルター・カルロス改めウェンディ・カルロス――
再会できて、とても嬉しい。
公式HPもあるし、よろしければ一度、おいでませ↓
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11月07日(水)
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