ID:51752
原案帳#20(since 1973-)
by 会津里花
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■医師に協力してもらうための当事者の心得 改名申請の心情陳述書
 元配偶者が私の性同一性障害に対してどうしても納得できない、ということだったので離婚してしまいましたが、法的には縁を切っていても、これから先、私ができるだけのことを元配偶者に対しても子に対してもしてやりたいと思っています。
 通称名を名乗り続けることが必ずしも罪悪というわけではないと思いますが、私は元の家族に対して、彼らが私のことについて胸を張っていられるようにしてあげたいし、彼らのためにこそ、私自身がより有利な状況で社会生活できるようになりたいとも思うのです。

どうか改名のご許可をいただけますよう、よろしくお願いいたします。


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★3・断片集
★  ★  ★ 

NHK総合の「ためしてガッテン」という番組で
「更年期障害」のことを扱っていて、
興味があるので見てみた。
ていうか、私にとって他人事ではないのだ。

そしたら、更年期障害の治療として「ホルモン補充療法」というのがあることを
知らない人がかなりいる、あるいは知っていても「恐い」と思う人が多い、ということを
報じていて、びっくりした。

GID研究会の前の日に三橋順子さんとお会いする機会があって
お酒を飲みながらお話した中で、
「ブルーボーイ事件」のことを語っておられたけれど、
日本で「性転換=犯罪」みたいなレッテルが貼られていた時期が
かなり長く続いた状況を
「ブルーボーイ後遺症」
と呼んでもいいかな、という気がするけれど、
更年期障害に対するホルモン補充療法のことを「恐い(または危険)」と感じるのって
やっぱり「後遺症」のようなものなのではないか、と思った。
山瀬まみが
「ニューハーフの人とかが注射打たないとヒゲがはえてきちゃう、とか言ってる……」
と言っていたけど、なんだかちょっと正確でない言い方?と思った。

ただ、注射だと男性ホルモンもわずかながら入れてあって、
そのせいでとても元気にはなるけれど、
副作用として「男性化」(=ヒゲが生える、高い声が出なくなる、など)が
おきることがあるそうだ。

子宮のある女性だったら、卵包ホルモンと黄体ホルモンを併用すれば
子宮体癌を防ぐことができる、ということだった。

私は子宮がないのでそれ自体は関係ないけど、
黄体ホルモンで女性的なホルモン周期を味わうことができるのも
楽しいかもしれない。
でも「楽しい」であんまり薬を服用していると、今度は肝臓がいたんできて
「楽しい思い」なんかできなくなってしまうかも。それはいやだ。
それに、そこまでして「楽しい?思い」をしてどうするのさ?という気も。
ホントに楽しいか? 多くの女性はむしろ、「女性的なホルモン周期」には
悩まされていることが多いみたいなのに。
それのどこが「楽しい」?
同じ感覚を味わえないということで「仲間はずれ」っぽい気はするけれど、
いやなこと、無理なことは少ないほうがいいに決まっている。

あーあ。
私、この先何年くらいホルモン補充を続けられるのかしら?
それができなくなったときが、私の「老化」の始まりかも。
でも、それも自然なことなら、素直に受け入れたいと思う。


今、最近にしては珍しく、ヘッドホンで音楽を聴いている。
高校生ぐらいの頃は、勉強に専念するためによくやっていたけれど、
大学以降はあんまりやらなくなってしまっていた。

今かかっているのはMDで「Weather Report / Heavy Weather」だ。
なぜか、夏の夕暮れを思い出させられている。
時間が遅くなっているのに眠れないので導眠剤を飲んだけど、
それがうっすらと効き始めているのがわかる。
文字のうち間違いが多くなってきた。
ぽわー、としてきた。

今はおやすみなさい。
初めて「Heavy Weather」を聴いたのが高校生の頃の夏休みだった、ということを
思い出しながら……

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