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原案帳#20(since 1973-)
by 会津里花
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■映画『Harry Potter』 / 記念日 / 観劇(5……?)
また、お芝居の作り方とかも、ああいう感じがいろんな意味で良い、と感じる人も
いるだろう。(だからちゃんとお客さんが来てお芝居が成り立つんだから)
そんな中で、私にとっていちばんの驚きは、自分に「お芝居の好み」というものがある、
ということなのだ。
これも白状しちゃうけれど、私にとって(もしかしたら都合の良いところだけを美化して覚えているのかも)
過去に観たお芝居は、「みんな良かった」ような気がしていた。
だから、私は「お芝居だったら何でもいい」、もっと極端な言い方をすれば、
「出された食べ物はなんでもお構いなしにうまいうまいと言って食べる、実は鈍感なヤツ」
だろうと思っていたのだ。
(よくよく考えてみると、実は私にとって「合わない」「つまんない」と感じるお芝居では、
私はとても簡単に「寝ちゃっていた」のだった……)
そうでもない、自分が観て「いい」と思うお芝居と「あれ、なんか違う」と感じてしまうお芝居がある。
確かに、ある。
そう感じれたことが、私にとっていちばん大きな驚きであり、同時に確かな感触でもある。
その意味で、私はこのお芝居を観て、本当に良かったと思う。
もしかしたら、次の機会があれば、私にとって気になること、
たとえばセリフに応じて相応しい「動き」ができるようになったか、とか
お話を客観的に理解した上で役を組み立てているか、とか
そういう部分を楽しみにして、また観に行くかもしれない。
もしも今の私がまだまだ傲慢なのだとしても、こう感じたり思ってしまっていることは、
更に観ることでしか変わらない、と思うから。
理屈だけでそうじゃないはず、こうだったはず、と空想するだけなら、
ご本人たちのことなんかお構いなしに、いくらでも勝手な想像ができるだろうけど、
それじゃヒドいもん。
そうそう、最後に。
BGMが、軒並み70年代フォーク、ニューミュージックだった。
長谷川きよし、五輪真弓、はっぴいえんど、ふきのとう……
めっちゃめちゃ、懐かしかった! それだけでも「行ってよかった」と思えるほど。
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★4・NHK教育「芸術劇場」
長くなっちゃったので本文はこちら(^^;
http://www1.odn.ne.jp/~ccp05090/gen-an-cho/200112094.htm
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12月09日(日)
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