ID:51752
原案帳#20(since 1973-)
by 会津里花
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■改名申請しました
私はその音に、
とても安心感を与えられてしまったのでした。

偶然からの贈り物。
ありがとう。
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★2・その後、Fくんと話した
実は今日、なんだかわざとそうしてでもいるかのように
いろんなことがらが重なって、とても忙しかったのだ。

一人で昼間いると、外回りの営業の人がよく来る。
(たいていは私にとってあまり用がある内容じゃないんだけど……)
その中にたまたま、「太陽光発電」の業者さんがいたのだ。
器材を購入するのに、それなりにお金がかかるけど、
私たちが住んでいる家はとても日当たりが良いので
(冬でも晴れていればほとんど暖房が要らないほど!!)
もしかしたら「元が取れる」かもしれない、と感じられた。
で、その話をしたら、世帯主であるFくんはやけに乗り気になって、
営業の人を彼がいる時に呼んで、
あっという間に話を決めてしまったのだった。
実は私たちの家は、最近できたばかりでたぶん幹線道路になるであろう道路に面していて、
広告用の看板とかつけるにはもってこいの立地だ。
だから、業者さんにとっても、うちはある種「宣伝」になるのだった。

で、今日、その業者さんの関連の業者さんがいろんなことを調べにきたのだった。

ところが、その前には私は別の用事をやっていて……
ていうか、こんなに早く来るとは思わなかった戸籍謄本(正確には「戸籍内容全部証明書」)が届いたので、
改名申請書に添付する文書(前の記事参照)を急いで仕上げていたのだった。

私は、それらのことをいちいちFくんに電話で報告した。
後から考えると、なんだか迷惑なことしてた、と思うけど……
(確か、全部で7回か8回は電話してた、Fくんの職場に……)

そうこうする間に、食材屋さんが来て、
私はそれを受け取って冷蔵庫に入れてから、
家庭裁判所へ出かけたのだった。

帰宅してからも、まだあたふたしてて、
……ふと気がつくと、

鍵がないのだ。

これ、確か昨年もやったぞ?!……
とか思いながら、探しているが、見つからない。
Fくんに「この後また出かけます」とかメール送ってしまったのに、
これじゃ玄関も戸締まりできないし、車も運転できない。
何度も何度も難度も納戸も、1階と2階をくるくるいったりきたりしながら、
探す……けど、ない。

途方に暮れているうちに、Fくんは帰ってきてしまった。
「なんだ、いるじゃん」っていう感じ。
で、私、半泣きになりながら、
「鍵がないのよー……」

Fくん、本当に、優しい。
私が探すのを手伝ってくれた。
私が自分で探しても、盲点になっているところがわからなければ、
絶対に見つかるはず、ないのだ。

で。
Fくんが手伝ってくれたら、
あっという間に鍵は見つかってしまったのだった。

Fくん、ちょっと最近仕事が大変で(某「み」で始まる会社のせい、というのもあるらしい)
彼が帰ってきたのは8時すぎ。
それなのに、私の鍵を探すのも手伝ってくれたし、
私が「薬がないよぉ(;_;)」といって夕ご飯(今日はころころ酢豚)を作ろうとしないので
自分で作り始めそうになって、
やっと私が「あ、じゃ、私やるから」と言えるように促してもくれたし。

食後、明日はお休みなのでゆったりまったりすごしているFくんと、
いろいろ話すことができた。
私「あなた、私がこの家から出ればいいと思ってるでしょう?」
F「なんで?」
私「実は黙ってるけど、あなた、いい人いるんじゃないのー?」
F(爆)
私「ほらそれ、図星笑いだー!」
F「違う違う、そんなのありえないから大笑いしちまってるんだよー」
私「でも、出てってほしいとは思ってるんでしょう? あなた、一人暮らししたことないから、
一度くらい一人暮らししたほうがいいかもね」
F「自立してほしいとは思ってるんだよ」
私「そりゃ私もわかってるわよー、いつまでももつわけないもんね?

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04月12日(金)
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