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原案帳#20(since 1973-)
by 会津里花
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■ちょっと物騒ですが(^^; 正直な私
言語化しないでちゃんと考えようとはしていなかったのだろう。
具体的なこと。
一つ。私は今年の初めに
「元パのことをネタにしないようにしよう」
と書いて誓った。
実際には、その言葉を裏切るように、私はこうして「元パ」という言葉を
出してしまっているけれど、
少なくとも「悪口」は書かないようにしよう、と決めたのだった。
ちょっと悲しいけれど、彼女と一緒に暮らし、子どももできて、
すごく大変だったけれど一生懸命生活しようとしていたあの頃が、
私にとってだんだん遠くなり、
何かのきっかけでフラッシュバックして苦しくなってしまうことが
ほとんどなくなってしまったからなのだろうと思う。
それに、私は彼女のしたことで苦しめられたとも思わないことはないけれど、
私のほうがその何倍もひどいことをしたのだ、ということが今ではよくわかるので、
そのことを思うと「恨み節」を吐き出す気もしなくなってしまうのだった。
むしろ、お互いにすれ違いながらも相手のことを愛そうと、
最大限の努力をしていたんだ、と思う。
ぐちゃぐちゃ難癖をつけて、そういうことを汚してしまいたくない。
あと、感情的なことはさておいても、私は実際に彼女に対して債務がある。
それを滞らせている今、何を偉そうに言えるだろう?
私はいくら元パとのこと、彼女への気持ち、そういうことを「正直に」書いても、
それで現実の負債を免れるわけではないのだ。
もう一つ。
つい最近、劇団の中の人間関係のことを少し書いたけど、
それが必ずしも相手とか周りの人に良いかたちで伝わるとは限らない、ということ。
私にたとえ悪意がなく、思っていることを「正直に」書いても、
人にはその言葉どおりに私の真意が伝わるとは限らない。
っていうか、私は「正直に」書いているつもりでも、
あんがい物事を裏側から言ったり、皮肉を込めてしまったり、
そういうことも「正直に」やってしまっているので、
それで私の言葉が誤解しやすい方向に歪んでしまっていることは
充分にありえるのだ。
それが人と人との距離だ。
たぶん、「何を当たり前のことを」とあきれながらここを読んでいる人が多いだろう。
私はその距離感が上手に保てない。
知らないうちに、私にしかわからないことを
「誰だって知っている、当たり前のこと」と思いながら言ってしまったり、
相手が思っていることを誤解したままで
「そう思っているなら、こう言えばわかってくれるでしょう」と
勝手に気を遣って、空回りしてしまったりすることも多い。
ただ……
そうやって誤解しあうことこそ、人間関係なのかもしれない。
私は、頭でそれがわかっていても、感覚的にその距離を感じることができないようだ。
「人間関係の方向音痴」とでも呼んでくださいな(^^;
あらら、話が逸れちゃった。
元に戻すと、「誤解」を計算に入れたら言えないようなことまで、
私は「正直に」書いてしまっていて、
それってもしかしたら人間関係にひびを入れるようなことにもなりかねないのに、
ということだ。
私のことをはらはらしながら見ている人も多いのでしょうね。
でも、私、自分に嘘をついて生きるの、あまりにも疲れてしまった。
嘘つきまくった挙句がこれかよ?! という「失望」っていうか「絶望」っていうか、
とても強いので、
少しでも人とつながって生きるために、
もう嘘はつかないことにしたのです。
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おまけ……
今日、コンビニの店長との会話で:
店長「午前中にお店にお客さんでかわいい女性っていうか、
章香さんと同じタイプっていうか同類っていうか、
そういう人が来たよ。
でも、骨格でやっぱりわかっちゃうなあ」
私「私、骨だけは削らないことにしているんですよ。
寿命が無駄にちぢむだけのような気がするし、
自分じゃなくなっちゃうような気がするので」
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02月27日(水)
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