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原案帳#20(since 1973-)
by 会津里花
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■朝のニュース 詩と朗読のこと 「匿名」
「そこまで言われるようなことをした覚えはない」と「あなた」が思われるとしたら
気分を害されたことに対して申し訳ないとも思うし、
意図せずにそうなってしまっていたら、それはあなたのせいじゃないので
そういう「設定」をした人に私の怒りを渡してあげてくださいね。(^^;
でもさー、ネットで「匿名」って、それがルールになっているところ以外ではご法度、って
そろそろ「常識」って考えてもいいんじゃなーい?
(「常識」っていう言葉は基本的に嫌いなんだけど、私は……
でも、対話しようとする双方が安心して歩み寄れるような「共通認識」は必要かも、と思う。
人を抑圧する手段でなければ「常識」を嫌う必要はないんだよね)
ところで
「ネットの匿名性」についての私の考え。
過去にこういうことがさんざん言われ、また今でもそれがまるで「常識」のように扱われているけれど、
それって「人類の発生当初は火の使用がとても特殊なことだった」とか
「自然状態における人間関係は『万人の万人に対する闘争』である」とか
そういうのと同じレベルの発想だと思う。
それとも、「田沼意次の政治が失敗したのは、運用するほどのマナーが浸透していない社会に
いきなり資本主義を持ち込むことになったから」とか
「共産圏が崩壊したのは、資本主義の発達していない社会に
いきなり社会主義を持ち込もうとしたから(笑)」とか(?苦笑)
(でも、まじで「まだ決着ついてない」と思ってたりして……やばいぞ、自分。
まっ、いいか、EUの成功を見届けられれば。
EU≒看板を架け替えただけで実は「社会主義的統合」……
だって「UNION」じゃないの(笑)
そういうのと同じこと、と言ってもいいかも。
オフで会って話をするとか、手紙でやりとりするとか、電話で話すとか、マスコミが騒ぐとか、
そういうこととオンラインコミュニケーションは「技術・方法・手段」が異なる。
郵便物としての「手紙」と、電話回線を使用した「FAX」ですら、
同じ文字媒体なのに書式が全く異なる、というのと同様に、
オンラインとオフラインでは
守るべきプライヴァシーの考え方が異なるのは当然だ。
でも、「何が起きるかわからない、何をされるかわからない」といって
何もかも秘匿しようとするのは、
まるで「家の中で起きていることは決して口外してはならない」という「ACの温床」と
何ら変わりはしないではないか。
少なくとも私は
……っていうか私自身もあれこれ失敗してきて
「今、たまたまそう思っているだけ」なのかもしれないけれど……
「匿名でなければできないこと」はできるだけしたくない。
笑っちゃうようなことを言うけれど、「選挙の投票」でさえ「匿名である必要はない」と思うほど。
(「身近な人になら投票内容を言ってしまう」という人も多いでしょう?)
っていうか、あれっ、なんで「匿名投票」なの?
……ええっと、確か「投票者の思想の自由を守るため」だったような。
でも、実名で思想や政治的信条を語り合えない社会って、実はとても「幼稚」なのでは。
「敵対勢力に対しては実力行使を以ってしても対抗しなければならない」というのが、
そもそもかなり「幼稚な考え」だと思う。
少なくとも、今の日本の「選挙の投票」とかいうレベルでは。
もちろん、それが「現実」ならば、
……臆病なくせに暴力行為にだけはめっぽう強い人たちがいる、というのなら、という意味!!……
守るべき弱いものは守らなければならないけれど、
……たとえば「911」関連とかのレベルだとのんきなことは言っていられないかもしれないけれど、……
「弱いものを守るための秘匿」 と 「後ろめたいことを隠すための秘匿」 は 紙一重だと思う。
とても難しいことだとは思うけれど、
その二つを区別できるような賢さをこそ、
「常識」と呼べるものにしていきたい。
(「レベル」という言葉がたまたま出てきたけれど、これが何かの「ヒント」なのかも?
――書いてる私にもよくわからないけど)
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01月28日(月)
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