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doo-bop days
by ブーツィラ
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■The Velvet Underground / Gold
■ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの「Previously unreleased original mixes」による2曲が、6月にひっそりと発表されている。
ユニヴァーサルの2CDアンソロジー・シリーズ『Gold』のヴェルヴェット・アンダーグラウンド編に収録されている、「Temptation Inside Your Heart」と「Stephanie Says」の2曲がそれ。
前者はベースの音が聴き取りにくい他は、従来のヴァージョンと特別大きな違いはない。後者は、楽器が左右逆のチャンネルから聴こえるうえ、バッキング・ヴォーカルによる低音のパートがはっきり聴こえるのが印象的。
「Previously unreleased original mixes」というこの2曲への表記は、ブックレットには書かれている一方、裏ジャケットの曲目リストにはどういうわけかない。
本CDは、ヴェルヴェッツ・ファンの間でさえ何の話題にもなっていないようだが、コアなファンならチェックしておいて損はないかも。
ところで、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの3枚組ブートCD『Ultimate Mono & Acetates Album』に続く第2弾が、間もなく発売される予定。EPI関係の音源を収録した1CDらしい。
■記憶の彼方へと忘れ去っていた、懐かしの「ビートルズ論争」。『音楽中心日記』(10/16付)経由で10数年ぶりに思い出した。
「ビートルズ論争」の数年前の1989〜90年にかけては、「中村とうようVS渋谷陽一 論争」もあったっけ。
■10月某日、マイルス・デイヴィスのブートなどを買いに渋谷に行く。
タワーレコードに寄り、マーク・ドレッサーの新作CDを探していたところ、巷で評判の箏(こと)奏者・八木美知依の17絃箏による新作CD『Seventeen』(10/8発売)が目に留まる。
2002年12月8日に新宿ピットインで観た、ジョン・ゾーン / ビル・ラズウェル / 山木秀夫によるペインキラーの1stショウに、坂田 明、灰野敬二などと共に女性箏奏者がゲスト出演した。それが、今手にしているCDの八木美知依であることと、今年4/12に新宿ピットインで観たアトミックのライヴの何日か前に、アトミックのドラマー、ポール・ニルセン・ラヴらと共演ライヴを行った女性箏奏者も八木美知依であることを、レコード店によるコメントやCDの宣伝文句を読んでいるうち、突如思い出す。
裏ジャケットの3曲目「SEDNA」に「(FOR MARK DRESSER)」と記載されているのも駄目押しとなり、CD『Seventeen』を購入。CDの内ジャケ&ライナーのクレジットによると、プロデュースは、『ミュージック・マガジン』誌連載の「じゃずじゃ」の執筆者であるマーク・ラパポート(!)。
まだ少ししか聴いていないものの、八木美知依の『Seventeen』は、CD帯の「ポスト邦楽の先端を行く」に偽りなしの秀作だと思う。
なお、本CD『Seventeen』のジャケットにおけるスタイリストは、山口小夜子とのこと。近いうちに、八木美知依のライヴを観に行くつもり。
・八木美知依 × 山口小夜子(『蒙古斑革命』八木美知依インタビュー)
→[10/22追記] 『ミュージック・マガジン』誌2005年11月号P.86〜87の八木美知依のインタビュー記事を読んで驚く。八木美知依の「夫」は、「マーク・ラパポート」(!)とのこと。
■南インド古典音楽の声楽家・故M.S.スブラクシュミの3枚組ライヴCD『Naada Sudha Rasa』、セネガルのチョーン・セックの新作『Orientation』、トルコの少数民族ユニットのカルデス・トゥルクレールによる新作『Bahar』を、10月某日、渋谷のEL SUR RECORDSで買う。
10/16には、名盤の誉れが高いM.S.スブラクシュミの2CD『Live At Carnegie Hall, U.S.A.』(1977年録音)が、オフィス・ザンビーニャのライス・レコードから発売された(2002年発売のインド盤の直輸入国内仕様)。
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10月20日(木)
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