ID:42022
下僕日記
by 藍
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■多分、フジテレビ批評(CX)
毎週土曜日だったか日曜日だったか・・・・・・多分土曜日の早朝にOAされている「フジテレビ批評」なる番組があります。
フジテレビでOAされたさまざまな番組に対する視聴者からの意見を読み上げて、広報や制作部署の方からコメントを返したり、現在のテレビ事情やフジテレビの方針などが語られたりして、観るとなかなか面白かったりします。
だからといって、録画したりわざわざ早起きしてまで観ようとも思わないのですけどもね。
で、この前の土曜日の早朝でしたので多分この番組だと思いますが、ちょうどフジテレビのアニメ史みたいな特集をやっていました。
鉄腕アトムも、サザエさんも、ちびまるこちゃんもフジテレビなんですねえ。
各年代のアニメ担当Pが出演されて、当時の放送に至る意図や苦労話をされていてなかなか面白く観・・・・・・いや、ラジオ状態で聞いてました。目を開けたくなかったんです、ハイ。
で。半覚醒状態の時に出ていらしたのがおそらく現在のアニメ担当Pの方。
おっしゃっていたことには。
「どこの局が一番最初にゴールデンタイムに一時間の連続アニメをやるか」
ということで。
スタジオジブリ作品や、ルパン三世の新作などをOAすると、日テレは夜9時からの枠で毎回とても高い視聴率を取る。ということは、潜在的なアニメの需要というのは必ずあるというものでした。
その潜在的な需要を、どう引っ張り出すかが作り手側の課題だと(いや、半覚醒でしたので多分そのような意味のことを言ったのだと思います)
なるほどなあ、と思いましたよ。
つまり、これが光ちゃんが今回「獣王星」のトールに起用された理由の根っこなのかなあ、と。
スタジオジブリやルパン三世でなくても、日本のアニメーションというのは海外において非常に評価が高い。むしろ国内評価が低すぎるくらいで。
作品の質そのものは高いのに、アニメファン以外からなかなか観てもらえないのはなぜなのか、というところが現在の作り手側の課題なのでしょう。
クオリティそのものは当然高いものを用意して、なおかつ普段アニメを観ない層が観るきっかけを与えるという手段の内、もっともてっとり早く訴求力が高そうなのがなじみのある芸能人起用ということなのだと思います。
既に大物ミュージシャンのテーマソング起用という手法は昔から用意されていますけど、アニメそのものの視聴に直接結びついてるかは微妙なところですしね。
ジブリの大ヒットの要因は芸能人起用にあるとは個人的には思っていませんが、それが観るきっかけのひとつになった人もいるのかもしれません。
元々のアニメファンからは嫌われてしまう、諸刃の剣だとは思いますけども。
ノイタミナは元々がそういった「普段アニメを観ない層」に向けて発信するための枠でもありますので、なんかこーすっきり腑に落ちた次第でございます。
「獣王星」については光ちゃんのことを差し引いても、なんか制作サイドの本気を感じるので。
思い切りやっちゃってください。はい。
03月23日(木)
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