ID:41506
江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■維新が都構想にこだわる理由




 万博が大失敗する見通しが明らかとなり、世間から維新への風当たりが強くなってきた風潮の中でなんと維新のネコババ代表は「3回目の都構想住民投票」を言い出した。これまで2回住民投票で否決されている都構想なんだが、しつこく「勝つまでジャンケン」を仕掛けてきたのである。住民投票のために無駄な税金が浪費されるわけで、これまで2回の住民投票で100億円のゼニが無駄になっている。それなのにまたしても馬場代表は仕掛けてきたのである。

 大阪市を廃止して大阪都を設置する目的は何か。ズバリ「利権拡大」である。維新の会はもともと落選して既得権益や利権を失った自民党の落選議員たちが「当選互助会」として橋下を担ぎ出し、その時に統一協会関係者である松井一郎を幹部にして結成されたものであり、都構想というのは単なる形だけの大義名分である。「既得権益打破」と言いながら実際は既得権益の自分たちに付け替えることが目的であり、「身を切る改革」と言いながら実際に身を切らされるのは住民というまさにイカサマそのものの集団が維新の会である。

 ところが維新は悪質なメデイア戦略を展開した。TVを使って吉村洋文を出しまくり、吉本芸人にヨイショさせるという卑怯な方法で大阪の馬鹿な住民を巧妙に騙したのである。人口の中に占める割合は馬鹿の方が圧倒的に多いのであり、オレのようなインテリ層はいつも少数派である。だから「馬鹿の票を固める」という選挙戦略は常に有効だ。大阪で横山ノックや西川きよしのような芸人が当選できるのはそういう理由である。

 大阪市の持っていた財産をどんどん奪い取って利権に変えるというのが維新の会が一貫してやってきたことである。カジノIRやその下地作りのための万博も、10兆円近い金額の埋め立て利権が目的である。沖縄の辺野古の基地建設によって安倍晋三の関係する企業に巨額の売り上げが発生することはほとんど知られていない。基地建設を強行するのは軟弱地盤が「無限利権発生装置」だからである。夢洲というズブズブの土地で万博を開催し、カジノIRを建設しようとしていることも同じ構図なのだ。そのような馬鹿事業は市民の力で阻止しないといけないのである。どうして大阪の人たちは維新の連中の企みに気付かないのだろうか。

 利権に群がる不動産屋、そして維新翼賛企業の組織票を打ち破るためには投票率を上げて市民が反対票を投じて、維新の会という反社政党の野望を封じるしかない。お隣の奈良県ではメガソーラーという巨大利権事業が動き出した。事業に批判的な考えを持っていたという維新の奈良県議が謎の踏切自殺をしている。もしかしたらこれは「自殺」などではなく「他殺」ではないのか。利権に絡む暴力団関係者が裏で暗躍してるのではないかとオレは睨んでいる。

 泉南市に巨大な廃棄物処理場、残土処分場を建設する計画があり、維新市長がその計画を推進している。一方でその計画に批判的な維新議員は除名処分を受けた。除名された議員が維新の会のことを「当選互助会」と批判したことが除名の理由だとされているが、維新とはまさしくただの当選互助会であり、維新の看板を貸してもらう代わりに上納金を党本部に納めるというFCビジネスである。政党をFCでやるというむちゃくちゃな発想は維新がただの金儲け目的の集団だからこそ成立しているのである。

 オレは大阪に住む人間として、このような維新の野望を阻止したい。なんとしても大阪を守りたいのである。ただオレはもうかなりの高齢だ。だからどうか若い人たちに協力してもらいたいのである。どうか、大阪を救うための戦いに加わって欲しい。維新被害者同盟に参加する資格はすべての大阪府民、いや日本国民にある。


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06月10日(月)
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