ID:41506
江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■共同親権は統一教会の方針だ




 共同親権の導入に関する民法改正案が次の国会で可決される可能性がある。今の日本は離婚後の子の親権を夫、妻のいずれかが持つという「単独親権制度」だが、これを両者が持つという「共同親権制度」にして、たとえば子に関して何かの決定をするときに双方の親が合意しないとできないようにするというルール変更である。

 共同親権推進運動の背後には統一教会が存在する。搾取によって信者の家庭を崩壊させたくせに、信仰の強制から逃げた人たちをしつこく追いかけるということが統一教会の目的であり、そのためにこの「共同親権」というものを法的根拠にしようとしているわけである。

 また、共同親権推進側にはDV加害親も多い。DV加害から逃げた妻子を取り返し、再度DV加害を加えるためにこの「共同親権」を利用するのである。こんなひどいことが導入されるることは断じて阻止しないといけない。

 諸外国では「共同親権」の制度を持つ国も多いが、それらの国でこの制度が必ずしもよい結果をもたらしているわけではない。フランスでは面会時に殺される子が年間で100人近いという。DV加害夫は妻に対して恨みの感情を持つことが多く、妻の一番大切にしている子を殺すことで妻に報復した気分になれるからだという。日本でも同様の事件が実際に起きている。親に虐待されて殺される子は日本でも多い。やっとのことで加害親から逃げても、「共同親権」という制度のために再びその加害者と関係を持たされることがどれほどの悲劇をもたらすのだろうか。実際この世にはどうしようもないクソみたいな人間がいるのだ。「単独親権」というのはそういうクソ親から子が逃げるために役立っているのである。

共同親権を推進しようとしている自民党や維新の会の背後には統一教会がいる。「こども庁」の名称が「こども家庭庁」になったのは統一教会が文部科学大臣に働きかけたからである。今の文部科学大臣の盛山正仁も統一教会と政策協定を結んでいたわけで、カルト教団は未だに自民党や維新の会を通じて政治をコントロ−ルしようとしているのである。断じてその動きは阻止しないといけない。

ネット上で「共同親権」を推進している連中はどれもうさんくさい。ついこないだまで自分のDV加害を懺悔していた方が、突然手のひら返しをして「妻に虚偽DVで告発された」などと堂々とほざいている。これはおそらく維新や自民の「共同親権推進壺議員」によって入れ知恵されたからだろう。そしてDV加害からの緊急避難のことを「実子誘拐」などと呼ぶのである。本当に腐った連中である。

 オレはDV加害者というのは人間のクズだと昔から思っている。そんなクズが主張することが正しいわけがない。だから「共同親権推進」運動は怪しさ満点なのである。統一教会がその背後にいたことはつい最近知ったことだが、それだけでも胡散臭さがわかるだろう。

 国会では自民公明維新という3大カルト勢力が手を結んでこの「共同親権」を導入しようとしている。カルトはDV加害者と常に仲良しである。家庭内の弱者を不幸に突き落とすこのような法案を成立させてはならない。


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03月18日(月)
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