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江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■競馬で勝つ方法とは?
先日の日曜日の午後、オレはテレビで天皇賞を視ていた。大本命のイクイノックスがどれだけ強いのかを確かめたかったのである。現役世界最強馬ってどんなものか。そして他の馬には勝てそうなチャンスはあるのか。
レースを見終えてオレは思った。「レベルが違いすぎる」こんな桁外れに速い馬がいまの日本に居るのだ。もはや他の馬に賭けるなんて全く無意味である。資産を増やしたければ全財産を投じてイクイノックスの単勝を買えばいい。そうすれば自動的に1.3倍に増えるのである。それでも心配な人は複勝式で買えばいい。3着までに入ればいいわけでその場合の配当金は110円、つまり1000万円買えば1100万円になって100万円は儲かるのである。
もちろんイクイノックスが負ければ馬券に投じた掛け金全てがゼロになる。だから大金を投じることができて、しかもそのゼニを無くしても痛くもかゆくもないというホンマモンの金持ちだけが本命かつ低倍率の馬券を買えるのである。そして着実に資金を増やせるのだ。今回のレースも一攫千金を狙って失敗した多くの貧乏人の投じた外れ馬券の分の資金は、だまって本命を買った金持ちのところに入ることになる。競馬とは金持ちがますます金持ちになり、貧乏人が負けるギャンブルであるとオレは改めて思ったのである。
世の中の投資というのはたいていそうである。元本保証の低金利の商品ほどリスクが少ないわけで、「大金で確実にわずかな利益を狙う」人が勝てるのだ。株式投資の世界で見れば、東証プライム市場には配当利回りが3〜4%の株はいくらでもある。NISAの限度額いっぱいにそうした株を買っておけば、毎年確実に配当金をもらいつつ、そういう株は値上がりする可能性も高いので資産はどんどん増えるのだ。もちろんオレもNISA口座の恩恵を受けている一人である。
そしてオレは他人を信じていない。だから投信なんて買わない。オレよりも頭が悪そうな証券会社のファンドマネージャーが、下手くそに投資をしてその上確実に手数料をピンハネする。買った投信が値下がりしていてもピンハネされる。そんなアホなものをオレは買いたくないのである。ちなみによくテレビでCMを打ってる「ウェルスナビ」という商品は、手数料率が約2%である。オレはその2%も払いたくないのだ。100万円の証券が110万円に値上がりしても、そこから2万円もぶんどられられて8万円しかプラスにならない。そして値下がりしていてもこの手数料は容赦なくふんだくられるわけで、そうなるとほんまにアホらしいのである。
競馬で勝つためには複勝式の馬券を購入し、しかも負けないことである。3着までに入る馬を選び、それを複勝式で買い続けるということを地道に繰り返せばいいのだ。
たとえ1.1倍でも、複利でどんどん回せばすぐに資金は倍になる。そういうふうにしてゼニを作ってはさらに増やせばいいだけである。
そしてもう一つは「無理に買わない」ということである。自分で自信がモテないときは諦めるのだ。これは株式投資でも同様で、オレは職場でよく「どの銘柄を買えばいいですか」と訊かれるが、そんなことは教えたくないか、教えてはめ込むのかのいづれかである。ちなみにアンジェスというボロ株を使って1000億近いゼニを投資家立ちから巻き上げた張本人が、万博の総合プロデューサーとかいう森下勝一なのである。あいつはアンジェスの株でどんだけ稼いだのだろうか。調べればきっとインサイダー取引の全貌があきらかになるはずだ。しかし日本の証券取引等監視委員会は、政治家や暴力団関係の取引に関してはほスルーである。政治家もきっと「コネがあるから捕まらない」と思ってるのだろう。そんな卑怯な連中は、全員の資産没収して裸で放り出せよと思うのである。
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10月30日(月)
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