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江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■自動運転なんかムリじゃボケ!
大阪の道路はひどい。とにかく白線が消えているところが多い。横断歩道も消えてるし、センターラインも消えている。3車線、4車線全部消えていてどこを走れば良いのかわからないところもあるし、右折レーンがあるのかないのかわからないところもある。
これは大阪を独裁支配している維新の会のいわゆる「身を切る改革」の成果であり、道路を維持管理する予算が大幅に削減され、白線を引き直すサイクルが長くなったせいである。もっともラインを引く仕事を請け負う会社にしてみれば一方的に仕事を減らされて大打撃で、従業員を減らしたり解雇したりして対応せざるをえない。できるだけ短時間で交通を長時間止めないように正確に線を引くというのは高度な作業であり、その技術者を養成するにも時間がかかる。ところが維新の売り物である「身を切る改革」の結果はそうした人をないがしろにしているのである。
道路の白線がないというのはどういうことか。今はやりの自動運転ができないということなのだ。テスラが大阪では走れない。自動運転バスやタクシーを導入しようとしてもそれが安全に走れないのが大阪なのである。だから吉村知事は「空飛ぶ車」などというアホなことを言い出したのかも知れないが、そんなものがすぐに実用化できるわけもないし、まず大事なのは道路に線を引くことである。そんな初歩的なことさえできていない大阪は万博どころではない。まずはまともな道路行政をしてみろ! ということなのだ。
大阪では自動運転の導入はムリだ。大阪のような交通マナーの悪い土地で、せめて道路の白線さえきちんと引かれていればと思うのだがその線もない。そこでは「自動運転」ではなく「自由運転」の無法状態が起きるのである。オレのようなマナーの良い優良運転手にとってほんまに走りにくいのが大阪なのである。信号無視や自転車の逆走を見ない日はないのである。
センターラインのない道路で正面衝突事故が起きた場合、いったいどちらに責任があるのか。センターラインがあれば「越えた方が悪い」となるわけだが。消えているとそのあたりの責任の所在はどうなるのだろうか。視界の中に「バーチャルセンターライン」を想定して走るという高度なテクニックが必要なのが大阪の道路である。もしかしたら日本一運転難易度の高い地域かも知れない。そこら中を「和泉」「なにわ」などのナンバーをつけたマナーの悪さでは定評のある車が走っていて、そしてラインの消えた無法地帯の道路を我が物顔に走り回るのだ。その上歩行者や自転車も信号を守らない。ドラレコのない車は自分を守ることもできないのである。
「夜走るのが怖い」「雨の日の運転が苦手」という話はよく聞く。白線がきちんと引かれていても夜や雨の日は危険である。そうしたものが不備である大阪の場合はどれほど危険だろうか。オレは他府県の方に訴える。「大阪には公共交通機関で来て下さい」と。大阪の道路はよそものには運転が難しすぎるのである。
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10月21日(土)
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