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江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■日本の酪農を守れ!
今、日本の酪農家は空前絶後の危機に見舞われている。それは餌代が高騰してるのに、牛乳の値段が乳業会社に支配されていて、生乳の出荷価格を上げられないということなのである。コスト増加を価格転嫁できない構造なのだ。どうしてこんなことになっているのか。生産した生乳を国が買い取って脱脂粉乳にするとか乳製品として加工用に回すとかすればいいだけのことなのに国はそういう政策をとらないのである。それどころか大量の乳製品を海外から輸入さえしているのである。ほんまに「アホか!」と言いたくなる。
日本の農業は政策的につぶされてきた。かつて米の消費量が減って米余りになってきたときに、政府は「減反政策」という愚策で日本の農業を破壊したが、今また酪農家のこの危機的状況に対して「酪農経営改善緊急支援」と称して、牛一頭減らすごとに20万円あげるとかいう補助金政策を行っているのである。食糧自給率の低さが問題視されているのになぜこんなことをするのか。オレは悪意しか感じないのである。
自民党の政策は一貫して「どうすれば日本が滅びるか」ということを大きな目標として実施されてきた。これは政策に統一教会が大きく関わってきたことが理由であるとオレは思っている。統一教会の目的は日本を金づるにしてどんどん衰退させ、その目的達成のために自民党議員を仲間にし、アベ一族を使って政治への影響力を強めるということだった。安倍晋三が撃たれた昨年夏の事件の結果としてそうした癒着構造が明らかになったが、自民党が統一教会と訣別するということにはならず、昨年末には自民党公明党維新の会などが賛成して「統一教会(被害者)救済法案」が出されたが、これは政治との癒着構造は全く問題にせず、ゼニをとられた一部の被害者に少しだけゼニを返す」というクソみたいな中味であり、実質的に救済されるのは統一教会の被害者ではなくて統一教会の側だったというイカサマ法案であった。れいわ新選組や共産党がこの法案に反対したのは当然のことである。
今国民が気付く必要があるのは、自民党は決して国民を幸福にしようとする政党ではないということである。これまでずっと自民党は国民ではなく統一教会のための壺政治を行ってきた。その結果として国民はどんどん貧しくなり、貧困の中で思考力を失った多くの国民は統一教会のカモにされてしまったのである。統一教会が影響力を持っているもう一つの政党が維新の会であり、そして創価学会というカルト教団に支配された公明党、こうしたカルトどもが日本の政治を動かしているという絶望的な状況を国民は認識する必要があるのだ。
酪農家を守ることなんて簡単なことである。国は酪農家が生産する生乳を妥当な価格で買い入れることを指示し、不当に価格を下げようとする乳業会社のトップを指導すればいいだけである。そうしてコストに見合った価格で出荷できるようにし、余った生乳は加工して海外援助に回せばいいのである。そして国民には「もっと乳を飲め!」とテレビで宣伝しまくって消費量を増やせばいいだけのことだ。そんなことは電通を使えばすぐにできるだろう。なんでやらないのか。
オレはよく牛乳を飲む。酒を飲む習慣がないのでその分どんどん乳を飲むのである。たくさん飲んで、日本の酪農業を守ろうとしているのである。もっともオレの飲む量なんて知れてるのだが、大量の生乳がそのまま捨てられているなんてことを知ると本当に悲しくなるのである。なんでそんなことになっているのかと。
先進国はどこも自国の農業を守るためにさまざまな政策を実施している。しかし日本はあまりにも出すゼニが少なく、しかも政策の方向性が間違っている。なんでこんな情けないことになっているのか。議員たちは本気で農業を守ろうとは思っていないし、自分の「議員としての地位」が次の選挙でも守られるかどうかしか考えてないゲス野郎しかいないからである。
国を守る方法は軍備だけではない。食糧安全保障という考え方はとても大切だ。貿易が断たれれば、食糧自給率の低い日本では国民は餓死するしかなくなるのである。それをどうすれば防げるのか。いくら反撃能力があってもそんなものは意味がない。腹が減っては戦えないのである。
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01月25日(水)
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