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江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■人類はどこまで速く走れるのか?
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 オリンピックの記録を見ていていつも思うのだが、いつか人類はその種としての限界に到達してしまって、世界新記録がちっとも更新されないようになる日が来るのではないかと。かつて100m走でベン・ジョンソンという世界一速い男がいたが、ドーピングしていたということで金メダルを剥奪された。そのときにオレは深く同情したのである。こんな記録を超えるためには反則でもない限り無理だろう。もうすでに記録が人類の壁を超えてしまっているのだからと。

 ところが人間の能力というのはオレの予想を超えて進化していた。ついに100m走の記録は9秒58というありえない世界にまで到達したのだ。読売新聞の記事を引用しよう。

一気に0秒11短縮、ボルト「オレはすべて可能」
 ちょうど1年前の8月16日に北京で出した世界記録を、ボルトが一気に0秒11縮めた。
 電子計時導入後、この更新幅は最大。「自分自身の世界記録より0秒1以上も速く走れるなんて考えもしなかった。でも、オレにとってはすべてが可能なんだ」。22歳のスターは誇らしげに語った。
 スタンドから見た日本記録10秒00の保持者、伊東浩司さんは「記録が出る雰囲気とは、ほど遠かった」と指摘する。レース前、女子7種競技と砲丸投げで地元のドイツ選手がメダルを獲得し、場内が盛り上がった。選手がウイニングランで100メートルのスタート地点にさしかかり、係員に制止されるとブーイングが起きるなど、スタート前の静寂はなかった。
 だが、陽気なジャマイカンはスターティングブロックに足をかければ集中した。号砲からの反応時間は0秒146で、隣のタイソン・ゲイ(米)の0秒144と互角。大きなストライドで60メートルから80メートルまでを1秒61で走り、最高時速44・7キロを計測。最後の20メートルも北京五輪のように手を広げて流すことなく、しっかりと1秒66で駆け抜けた。記録の1000分の1秒以下は繰り上げられるが、大会公式時計のセイコーによると、むしろ9秒57に近かった。
 伊東さんは「スタートが安定したし、1年間のトレーニングで筋力もアップしているように見える。専門種目の200メートルでは、どうなることやら」と期待する。日増しに大きくなっていく周囲の喧騒(けんそう)さえも、自らの力に変えていくような勢いが今のボルトにはある。(田上幸広)(2009年8月17日22時30分 読売新聞)

 いつか記録はもはや誰も追いつけない世界に到達してしまうのか。金メダルは出ても、誰も世界新記録を出せないようになるのか。それとも人類はさらに進化をとげるのか。考えたら競泳の世界も記録の短縮が相次いで、とうとう水着に規制が入るようになってしまったのだった。 記録ラッシュを生んだ魔法の水着が着られないとなると、記録に追いつくために人類はかなり足踏みをしないといけないかも知れない。そんなことをオレはふと想像したのである。

 トレーニングによる肉体の強化がもはや限界に達したとき、能力を高めるにはどんな方法があるのだろうか。遺伝子工学の技術で生まれる前から「速く走れる遺伝子」を組み込んだ子どもを造ればいいのか。オレは自分が生きている間に人類の持つ身体能力は限界に到達してしまうのじゃないかと、テレビでボルトの快走を見て思ったのである。

 世界中でトレーニングしている選手たちが一斉に「こんなのに勝つのはムリポ」と思ってトレーニングすることをやめたとき、アスリートたちの築き上げてきたものは一気に崩壊し、怠惰でやる気のない集団がテキトーに走ってるそんな競技会をオレは見たくないのだが(笑)

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08月18日(火)
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