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江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■いっそ老人を輸出したらどうだ?
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失業率がUPし、ホームレスが増加して生活保護受給者もどんどん増えてるのに、介護の分野は人手不足のままである。病院も慢性的な看護師不足である。日本人のなり手が足りないのである。それで海外から不足している看護師や介護士を呼び寄せることになったわけだが、日本語教育のコストが余分に掛かるからと求人する側が二の足を踏んでいるのである。アサヒコムの記事を引用しよう。
フィリピン人看護師・介護士、派遣人数は予定の約6割 2009年5月8日22時42分
【マニラ=松井健、ジャカルタ=矢野英基】日本とフィリピンの経済連携協定(EPA)に基づき、初めて日本に派遣されるフィリピン人看護師・介護福祉士候補の壮行会が8日、マニラで開かれた。現時点で派遣が決まったのは看護師92人、介護福祉士188人の計280人。希望者が5千人を超えていたにもかかわらず、最終的には派遣枠450人を大幅に下回った。
外国人看護師・介護福祉士をめぐっては、2年目となるインドネシアでも、日本側の求人数がインドネシアが希望する派遣数の半数にも満たないなど、関係国の思惑のすれ違いが早くも浮き彫りになっている。
フィリピンの候補者のうち、日本語研修を免除される10人を除く270人は10日、日本に向けて出国する。
フィリピンで派遣枠を満たせなかった背景には(1)応募が殺到し、原則先着順にしたものの、絞り込みすぎた(2)候補者の選考基準を事前に決めておらず、日本での実習経験や日本語学習経験が考慮されなかった(3)候補者の日本語教育を任されるため、受け入れ施設が求人を絞った、など制度面での問題があった。また急速な景気後退で、給与水準が原則日本人並みで、日本語教育の負担がかかる外国人看護師・介護福祉士を敬遠する動きにも拍車がかかった。
インドネシアも同じような事情を抱える。同国の派遣の上限は2年間で千人。昨年は国内での周知不足などのため208人の派遣にとどまった。今年は千人以上の応募があり、試験などで約950人に絞り込んだ。今月14〜20日の面接を経て上限いっぱいの792人を日本に送り出す予定だったが、日本からの求人が370人にしか満たず、インドネシア側は困惑している。
さて、この問題を一挙に解決する方法があるのだがそれは暴論である。そんなことを主張すると「おまえはサイテーの人間だ」と言われそうなのである。しかし、オレはどちらかというとサイテーの人間の部類に近いのである。それであえて言わせてもらおう。
「むこうから連れて来られないならこっちから送れ!」
そう、介護の必要な老人や病人をフィリピンやインドネシアに輸出してしまうのだ。海外版姥捨て山である。これに近いことは東京都がすでに行っている。生活保護の必要な老人を、茨城県や栃木県の介護施設に飛ばしてしまうのである。その行き先が海外になるだけのことである。しかも日本国内に比較してかなり経費は安くつくのである。名案じゃないか。
そもそもこの外国人の看護師や介護士を養成するという計画がむちゃなのである。日本人でも試験に落ちる者が多数居るのに、あえて日本語習得というハードルを越えないといけない資格試験にインドネシアやフィリピンの人がどれだけ合格できると見込んでるのか。それはあまりにもむちゃじゃないか。それよりもODAのゼニで現地に看護師や介護士養成の学校を建てて、施設もそこに建設する方がはるかに安く済むだろう。
生活保護も同じである。老人一人あたり日本なら一ヶ月10万円かかるのがフィリピンなら1万円で済むだろう。東京都も茨城県に送るなどと中途半端なことをせずに一気に海外に送り込んだらよかったのである。
海外に必要のないダムを造ったり高速道路を造ったり港湾を整備したりすることよりも、介護施設を建設して働く場を用意し、そこで日本人のお年寄りとの交流を深めさせることの方がはるかにに低コストでしかも有意義なことだと思うのである。送り込まれる老人たちも、人生の最後に海外生活を体験できればそれはそれで冥土のみやげにもなるだろう。
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05月09日(土)
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