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江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■高級官僚、そのパラダイス余生
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こういう話を聞くとオレのようなゼニにうるさい人間は何とも気分が悪くなるのである。こうした天下り先の財団法人の運営資金はいったいどこから出ているのか。そんな高額報酬を払えるほどに資金に余裕があるのか。そのゼニはこんな隠居ジジイにくれてやるよりももっと実のある使い方ができるゼニではないのかとオレは憤るのだ。以下、毎日新聞の記事を引用しよう。
天下り:「渡り」退職金・報酬2億6900万円 民主指摘 2009年2月3日 22時57分 更新:2月4日 0時43分
民主党の細野豪志氏は3日の衆院予算委員会で、元水産庁長官の農水省OBが退職後の6団体への天下りと「渡り」で、計2億6900万円以上の退職金や報酬を得ていたと指摘した。元長官の天下り先の前任と後任のうち計11人も同省OBで、細野氏は「こういう『渡りルート』は氷山の一角」と政府に調査を要求した。
細野氏によると、元長官は88年2月に海外漁業協力財団に再就職した後、今年1月までの21年間に6団体を渡り歩いた。4年半在任した最初の天下り先での報酬と退職金が推計で9700万円。その後、渡り歩いた5団体からの所得が1億7200万円にのぼる。
農水省の佐藤正典官房長は前任も後任も同省OBが占めることについて「各団体が前任者同様の能力、適性を有する人物を求め、結果的に共通するものが多くなったと考えている」と答弁し、偶然との認識を示した。【田中成之】
そもそもこれらの天下り先の財団法人は本当に必要なものか。ただ単に高級官僚の再就職+高額報酬ゲットだけのために設置されてるのではないかとオレは疑うのだ。その業務内容を調査し、不要なものは即座に廃止し、財団に残った財産は国庫に返納させ、設立に関わった人間は国家に対する詐欺罪か背任罪で検挙すべきである。そして報酬は没収して国庫に返納させるべきだろう。
財団法人といえば、日本漢字能力検定協会がその巨額の剰余金で京都に大邸宅を購入したり、理事長の身内の経営する会社に高額で業務を委託したりという実態が明らかになっている。もともと利益を上げることを目的としていないはずなのに実態はゼニがもうかりすぎてウハウハだったわけだ。ところが「企業」ではないのでその利益に対して課税されることもなく、監査法人が入ることもない。調べていてオレも財団法人を作りたくなったぜ。その理事長に収まればあとは悠々自適の人生が待つわけだ。しかも自分の私有財産をその財団法人の財産と言うことにすれば、相続税などの支払いを免れることができるのである。こうして合法的に脱税するために財団法人やNPO法人がきっと利用されてるのだろう。
生活保護を受ける人をかき集めて、支給される保護費をピンハネしてボロ儲けすることが目的で設置されてる無料低額宿泊所を運営してるNPO法人の中には、その実体として暴力団が偽装したものがかなり含まれてるというウワサもある。入所者の預金通帳を預かって支給されたゼニをほとんどぶんどってる所もあり、怒った入所者が管理人を刺すという事件も起きている。おっと、財団法人のことから話がどんどんそれちまったぜ。
今回の記事で答弁している農水省の佐藤正典官房長にとって、こんなことを指摘されるのは困ったことだろう。自分も同様に天下りの渡り人生を送りたかったわけであり、その人生設計が大きく狂ってしまうのである。余計な口出しはされたくないのである。せっかく存在する自分たちのためのパラダイス財団を、どうあっても維持したいというのがその本音だろう。頼むからそんな国賊官僚は100回死んでくれ。
日本に寄生するクソ官僚どもの多くは自分の利益しか考えていない。どうすればもっと国民の生活を豊かで実りあるものにできるのか、そんなことを前向きに考えて努力してる官僚なんていう奇特な方々がどれだけいるのだろうか。もしもそういう方が大勢いれば、今のような無惨な状況にはなっていないはずである。
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02月04日(水)
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