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江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■お母さん、どうしてもわたしを病気にしたいの?
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児童虐待とよく似た行動、つまり我が子を傷つけたり病気にしたりする行為を行う精神疾患に代理ミュンヒハウゼン症候群というのものがあるという。なんでも病気の我が子を献身的に看護するいい親を演じたいからと、わざと我が子を傷つけたり病気にしたりするというとんでもない行動をとるのである。そんなとんでもない母親が捕まった。産経新聞の記事を引用しよう。
【腐敗水点滴】「これまでにもやった」 五女は入院後に感染症2008.12.25 00:04
入院中だった1歳10カ月の五女の点滴に腐敗した液体を混入したとして、殺人未遂容疑で岐阜県関市の無職の女(35)が逮捕された事件で、五女は11月27日に胃腸炎で同県内の病院に入院し、直後から重い感染症を起こしていたことが24日分かった。今月2日に五女を受け入れた転院先の京都大学付属病院(京都市左京区)は「何らかの人為的な混入があり、感染症にかかったのではないか。転院時にはすでに重い症状だった」としている。
女は京都府警の調べに「これまでにもやった」と供述しているといい、府警は、女が以前から同様の行動を繰り返していた疑いがあるとみて調べている。
京大病院によると、五女は転院後の検査で通常は血液中に存在しない複数種の細菌が検出され、症状が悪化したため7日から集中治療室(ICU)に入った。
一方、五女の転院直後から女の行動に不審な点があったため、病院側が11日に府警に連絡。12日以降、ICUのビデオカメラの映像を録画し、注意を払ったところ、22〜23日に、女がカメラに写らない角度で点滴につながる管を隠し、五女を抱きながらポケットから物を取り出す様子を確認。府警が事情を聴いたところ注入を認め、所持品から複数の注射器が見つかった。
女は、1日2回の面会時間には必ず訪れ、五女を長い時間抱くなど熱心に看病し、離れたくない様子だったという。府警は、女が、子供などをわざと傷つけて看病するような行動がみられる「代理ミュンヒハウゼン症候群」だった可能性があるとして、動機や経緯を慎重に調べている。
怪しいと思った病院側が監視カメラを仕掛けて、それでもこの母親は監視カメラに映らないようにと工夫して点滴に異物を混入したのである。普通なら「怪しまれてるな」と思ったらやめるところだが、どうしてもその行為をやめられないような状況にこの母親はあったのだろう。つまり、やらずにはいられないという心の病気だったのだ。もう少しこの母親の家族の事情について触れた記事があったのでそっちも引用したい。
【腐敗水点滴】義父絶句「利発な嫁が、なぜ…」 2008.12.25 00:00
このニュースのトピックス:虐待
「五女をかわいがっていたし、まったく信じられない」。逮捕された女と同居していた義父(73)は事件を知って絶句した。
女は関市内の一軒家で、夫(49)と長女(13)、五女、義父母の6人で暮らしていた。
女が岐阜県内の大学病院に駆け込んだのは11月27日。「(五女が)風邪をひいた」と訪れ、診察後に帰宅したが、五女の顔色が悪くぐったりしていたため、救急車を呼んで搬送。義父がどうしたのかと尋ねたところ「帰り道で気分が悪くなった」と説明したという。
女は平成6年に夫と結婚。しばらくは子宝に恵まれなかったが、長女、次女と相次いで生まれた。しかし、次女は1歳半ぐらいから入退院を繰り返すようになり、13年にわずか4歳で死亡。次いで生まれた三女も2歳で亡くなった。次女を亡くしたころから、女は部屋にこもり、インターネットで病気のことを調べることが多くなっていった。
義父母は当初別居していたが、次女の入院を機に、13年から関市内に2世帯住宅を建てて同居した。月1回は義父母も交えて食事をし、年1回程度は家族旅行もするような一家。女は家事もきちんとこなした上、大声で怒鳴ることもなく、子供たちをかわいがって育てていたといい、子供たちも母親のそばを離れないほど慕っていたという。
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12月25日(木)
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