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江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■新型フェアレディZなんか誰が買うんだ?
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 どうしてクルマはモデルチェンジのたびにでかくなって重くなって、そして不細工になるのか。オレにはどうしてもその理由がわからない。この傾向は特に日産車に於いてひどいのである。ろくなデザイナーがいないのだろうとオレはあきれている。もっともトヨタのデザインも同様にひどいものだが。「クラウンの顧客は5年で買い替えるから5年もつ程度の品質で十分だ」などとほざいた奥田会長のように志の低い経営者がいる企業に期待しても仕方ないのだが。

 日産は若者がとうてい買えない価格のスカイラインGTRを出して大いに失望させてくれたが、今度はフェアレディZでも失望させてくれるようである。現行価格が337〜449万円だから、この価格も同じくらいになるのだろう。やはり貧乏な若者がおいそれと手出しできる価格ではなさそうである。

新型Z、国内で初公開 12月発売控え 2008.11.22 20:18
 日産自動車は22日、12月初めの発売に先駆けて、全面改良した伝統的なスポーツカー「フェアレディZ」を東京都内で公開を始めた。新型Zを国内で披露するのは初めて。昭和44年の登場から6代目となり、約6年4カ月ぶりの全面改良となる。
 スポーティーな流線形のデザインにし、鋭くとがった形状の前照灯とテールランプを採用。車体の全長は約4.2メートルと、現行モデルよりやや小さく、前後タイヤ間の距離も約10センチ短くすることでハンドリング性能を向上させたという。
 排気量3700ccのエンジンを搭載する見通し。車両価格は公表していない。米国では「370Z」の車名で、来年1月に発売する。日産は、業績不振に陥っていた平成12年8月にフェアレディZをいったん生産中止したが、「日産再生の象徴」として現行モデルを14年7月に復活させて発売した。

 現行モデルよりもやや小さくだそうだが、全長4244×全幅1849×全高1322mmと発表されたサイズは現行比で70mm短いものの33mmもワイドなのである。オレの家の車庫にこの幅のクルマを入れるとドアが開かないから降りられないかも知れないのである。どうしてそんなに幅をでかくするのだ。細かいスペックについて知りたくて検索しているとこういう解説を見つけたので引用しよう。

 大幅な軽量化も新型の特徴のひとつ。ドアパネル、リアハッチゲートはアルミ素材を採用。さらに、現行モデルではアルミ+金属製だったボンネットフードは、フルアルミ製に変更された。これらの軽量化によって、車重は現行比で約40kg軽い1466kgに抑えられているという。
エンジンは『スカイラインクーペ』でおなじみの3.7リットルV6。しかし、専用チューンが施され、最大出力は332ps/7000rpm、最大トルクは37.3kgm/5200rpmを発生する。現行の3.5リットルと比較すると、26ps、0.3kgm の性能向上だ。パワーウェイトレシオは4.4kg/psとなる。
ミッションは6速MTとパドルシフト付き7速AT。6速MTには世界初の「シンクロレブマッチシステム」が採用された。これはオプションの「スポーツパッケージ」に用意されるもの。ボタンを押せばレブマッチモードとなり、シフトチェンジでクラッチを踏んだタイミングに合わせて、エンジン回転数を同調してくれる。
足回りはサスペンションが前ダブルウイッシュボーン、後ろ4リンク。タイヤサイズは前225/50R18、後ろ245/45R18のヨコハマ「アドバンスポーツ」。スポーツパッケージは前245/40R19、後ろ275/35R19のブリヂストン「ポテンザRE050A」となる。

 ここを読むとなるほど、いちおう軽量化もされてるようである。それでも1466sは十分すぎるくらいに重い。1.5トンの巨体なのである。そしてこんな高性能を与えてどこで走らせるのだ。日本の道路は最高速度が100キロしかないじゃないか。そんなでかい車体でここまでの大排気量ならばリッターで5〜6キロしか走れないだろう。そんな贅沢なクルマはとても通勤に使えないぜ。


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11月23日(日)
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