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江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■原油もガソリンもとことん下がってくれ!
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 最近、クルマを運転していて気分がいいのは、道ばたのガソリンスタンドに表示されている価格がどんどん値下がりするのを眺めている時である。毎週確実に下がっていく。オレはハイオクを入れてるのだが、ついこのあいだまで180円を超えていたのが、昨日入れたときは133円まで下がってきたのである。この調子で一気に100円割れまで行ってくれとオレは欲張りなことを思っているくらいだぜ。レギュラーも安売り店では123円で売られていた。たぶん11月中には120円を割り込むだろう。

 こんなに下がると、燃費の悪い巨大なクルマが売れなくて業績不振になったアメリカのGMも盛り返せそうな感じもするのだが、時すでに遅しということなんだろう。政府が救済するような報道も出ているが、もしかしたら大統領が「おまえはもう死んでいる!」と突き放すかも知れないし、そもそも年間に4兆円も赤字が出る会社がまともにやっていけるとは思えない。アメリカの基幹産業が製造業からサービス業、金融業へと移り変わってく中で、GMが没落するのも歴史の必然なんだが。金融危機によって破壊されたのが投資銀行みたいな虚業だけではなくて、小売業や製造業までも苦境に追い込んだことにオレは驚いているのである。

 ガソリン同様に下がって欲しいものが「灯油」である。わが家の暖房は石油ストーブと石油ファンヒーターが基本である。家人はみんな寒がりである。そういうわけで冬場はとてつもない量の灯油が消費されるのである。一番寒い頃は月間で200Lは消費してるだろうか。これが北海道のような寒冷地なら話はわかるが、大阪みたいな温暖な土地でなぜこんなに灯油を使いまくるのかとオレはいつもあきれている。株式投資を通じて日本経済を憂えているオレは、灯油でさえも無駄遣いしないように工夫して、CO2排出量を抑えようと躍起になってるのに、わが家の女・子どもたちは全く何も考えずにがんがんストーブを炊くのである。寒さに耐えられるのはオレと父の二人だけだ。

 その灯油の値段もガソリンに連動するかのように下がってきた。少し前まで2400円くらいしていた灯油18Lの価格が、1494円まで下がってきてオレはほっとしているのだ。これでも決して安くはない。しかし、際限のない価格バブルはいちおうはじけたことでほっとしてるのである。もしもガソリンが1Lで1000円、灯油が300円/Lなんてことになれば、オレはクルマを辞めてスクーター通勤にして、石油ストーブではなくて薪を燃やすことを提案するだろう。

 燃料高のおかげで省エネ技術が進歩して、アメリカやヨーロッパでプリウスがよく売れるのは喜ばしいことである。その燃料が下がってきたとき、人々はどんな行動を取るのだろうか。忙しくて旅行なんかするヒマのないオレだが、もしもオレが悠々自適の人生を送っていて、クルマでのんびり旅行できる身分になっていればかなり嬉しいだろう。定年退職したら毎日旅行三昧で暮らしたいと思っているからである。まだまだかなり先のことなんだが。

 際限なき原油高が今の世界恐慌の一つのきっかけだったことは間違いない。そこに投資されたゼニがはじけて暴落したことは、世界的な株の暴落と同じように投資家の資金を奪ったのである。もっともギャンブルにはそういったことはつきものである。あらゆる投資がどんどんギャンブル化した結果発生したカジノ経済の破綻後にやってくるのはいったいどんな時代なのだろうか。果たしてオレはその新時代の到来まで投資家として退場せずに戦い続けられるのだろうか。

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11月11日(火)
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