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江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■そんな「いか焼き」はいらないぜ!
ブログランキングの投票いつもありがとうございます。クリックすれば今のランキングが何位かを確認できます。これを読んでいか焼きやたこ焼きを食べたくなった人は超B級グルメへどうぞ
大阪で「いか焼き」と言えば、阪神百貨店の地下のスナックパークのいか焼きが超有名で、いつもその前には長蛇の列ができているわけだが、別にそこでしか買えないわけではない。いか焼きというのは大阪のありふれたジャンクフードであり、たこ焼きほど多くはないが、実際のところ大阪にはかなり多くのいか焼き屋が存在するのである。また祭などの露店にもいか焼きは必ずある。そういうわけで大阪でいか焼きを知らない者などいないわけだが、ほんの少し大阪から離れるともうこの食べ物は存在しないのである。たこ焼きが日本全国に存在するのに比べて、いか焼きは大阪にしかない。そういう意味でいか焼きこそが真の大阪ジャンクフードと言えるだろう。ぜいたくな玉子入りではなくシンプルな粉といかのものなら一枚120円くらいだ。その安さもまた魅力なのである。
ところがその大阪名物のいか焼きを冒涜するするようなとんでもないいか焼きを阪神百貨店で売ってるという記事をアサヒコムで読んでオレはあきれた。なんだこのぼったくり価格は。たかがいか焼きなのに1050円とはどういうことだ。ふざけるな!と言いたいのである。
阪神百貨店にメガ「いか焼き」登場 阪急との合併記念 2008年9月17日20時7分
阪神百貨店のデパチカ名物「いか焼き」が17日、普段の分量の2倍のサイズになって梅田本店に登場した。長年のライバル、阪急百貨店と10月1日に合併するのを記念して売り始めた。
名付けて「プレミアムデラ」。通常の卵入りいか焼き「デラバン」(1枚200円)をベースに、真イカと烏骨鶏(うこっけい)の卵2個でつくった。1枚1050円。1日20食限定で23日まで販売する。
57年から続くいか焼きには、毎日行列ができる。「プレミアム」は初日、1時間余りで売り切れに。最後の1枚を手に入れた大阪府寝屋川市の主婦(56)は「これで運も付きそう」と満足顔。
普通のいか焼きが200円ならば、分量二倍のいか焼きは300円か350円くらいで売ればいいじゃないか。それがどうして1050円になるんだ。どう考えても一枚の価格としては高すぎるのである。いくら真イカや烏骨鶏が入ってようと、いか焼きに一枚1050円出す気はないのだ。1050円出すのなら、もっと別のものをオレは食うだろう。いか焼きは一枚200円とか250円で食えるからこそ価値があるのだ。1000円を超えるようないか焼きをおやつ代わりに気軽に食べられるだろうか?答は否である。数量限定とはいえ、そんな意味不明の食い物を登場させること自体、オレには不愉快なのである。もっともそれを有り難がって食べてる方たちもいるわけだからあまりここで暴言を吐くと脅迫メールが届きそうだが。
これは有名な話だが、とあるタイ焼き屋が評判の理由が尻尾の先までアンコが入ってるという理由だった。それに気をよくした店主は「こんなに売れるなら」と値上げしたところたちどころに客は途絶え、店はつぶれてしまったという。そう、同じ値段で他よりも質が上回ってるからこそ値打ちがあるわけで、最初から高かったら誰も選んでくれない。今は「阪神百貨店のいか焼き」というのが一つのブランドなんだが、それも永遠に続くものでもないだろう。そんなにいか焼きが売れるのならば、近所に別の業者がいか焼き屋を出すかも知れない。その味が阪神地下のいか焼きを超えていれば客を奪うことができるのである。しかしそういう業者が現れなかったのはなぜか。それは阪神百貨店のいか焼きがかなり安かったからである。一日に1万枚以上売れるからこそ安くできたのであり、その安さ故に他店の追随を許さなかったのである。そこにぜいたくないか焼きを登場させて何の意味があるだろうか。オレはそんな違和感を感じたのである。
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09月22日(月)
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