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江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■「おまえも脱げ!」と命令した変態調教師
三島由紀夫の小説「潮騒」の中で、ヒロインの初江が新治と嵐の日の燈台で待ち合わせをする場面がある。ふとうたた寝してしまった新治は目を覚ましたときに初江が裸になって服を乾かしていることに気が付き、眠ったままのふりをする。ところが初江がそれに気づき、「目をあいちゃいかんぜ!」と叫ぶ。しかし新治はしっかりと目を開けて初江の裸体を見ようとするのである。二人は焚き火を挟んで向き合う。新治が右へ移動すると初江も右へ逃げる。新治は「なんだって逃げるんじゃ」と問う。初江は「だって、恥ずかしいもの」と答える。だったら着物を着ればいいのである。しかし新治も一人のHな若者である。いつまでも初江の裸体を見ていたいのである。そこで新治が繰り出したのは「どうしたら恥かしくなくなるのやろ」という愚問であった。普通の女性ならここで「あんたはアホか!」とあきれて、焚き火の中から火のついた木ぎれを拾って男の股間にでも投げつけて服を持って飛び出すだろう。しかしそこで初江の答えは「汝(うぬ)も裸になれ。そしたら恥かしくなくなるだろ」だったのである。「潮騒」の中でもっともエロチックな場面であり、オレの大好きな箇所でもある。
新治は初江のコトバに従ってふんどし一本になった。しかし、初江もかなりHだったのである。「まんだ汝は裸になっとらんもの」と言った。新治の股間を覆うふんどしを彼女はとれと命令したのだ。新治も負けていない。初江の胸から下半身を覆う白い肌着を見ながら「汝がそれをとったら、俺もとる」と叫んだ。初江はためらいもなく肌着をかなぐり捨て、新治もふんどしをとった。「その火を飛び越してこい!」と言われ大きく跳躍した新治は全裸の初江と激しく抱き合う。この場面は小説では何度も読んだことがあるのだが、映画ではどうなってるのだろう。山口百恵は果たしてこの場面で全裸になったのだろうか。オレはふとそれが気になったのである。残念ながら映画「潮騒」の方は観ていないのである。
小説「潮騒」の中のこのやりとりは美しいが、もしも48歳のオッサンが24歳の女性に向かって「オレも脱ぐからおまえも脱げ」と言って真っ裸になるなんてことがあればオレは笑うしかない。しかし、現実にそんなことをしたオッサンが居たのである。名古屋競馬の原口調教師である。
裸になり「おまえも脱げ」 女性騎手が調教師をセクハラ提訴2007.10.20 11:46
名古屋競馬の女性騎手、山本茜さん(24)が、所属していた厩舎(きゅうしゃ)の男性調教師(48)からセクハラを受け所属厩舎の変更を余儀なくされたとして、調教師に約550万円の損害賠償を求めて名古屋地裁に提訴していたことが20日、分かった。
競馬関係者によると、現役の女性騎手が調教師を相手に訴訟を起こすのは異例という。
訴えによると、山本さんは平成15年6月に調教師に弟子入りし、調教師の厩舎で競走馬の世話など騎手の見習いを始めた。調教師は山本さんにたびたび抱き付くなどしたほか、今年1月には厩舎にある自分の住居に山本さんを呼び出し、「おれはおまえに全部を見せることができる」「おまえも包み隠さずに見せてみろ」などと裸になり、山本さんにも服を脱ぐよう求めたという。
こうした要求を拒み続けてきた山本さんは同5月、厩舎を辞めさせられ、別の厩舎に移ったという。
調教師は「性的な意味はなかった。訴訟の中で事実関係などを明らかにしたい」としている。
山本さんは17年10月にプロ騎手となり、今年3月、女性騎手としてデビューから最短日数で通算100勝を達成した。
どんなに実力があっても、いい馬(=勝てそうな馬)に乗らせてもらえないと騎手は勝ちを増やせない。調教師が騎乗に関する決定権を握ってるのならば、そうしたことを材料に性的関係を強要するということはあるのかも知れない。騎手が男ばかりなら起きないことだが、女性騎手であったためにそんなことで取引しようとする破廉恥調教師が出てしまったということなんだろうか。
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10月21日(日)
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